第172回 都市安全研究センター (RCUSS) オープンゼミナール

都市安全研究センター (RCUSS) オープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じて、安全な社会としていくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生のほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。

参加費は無料で、事前登録不要です。ご興味のある方は遠慮なくご参加ください。

開催概要

日時
2013年5月18日(土)14:00~17:00
会場
神戸市役所4号館 (危機管理センター) 1階会議室
(所在地: 兵庫県神戸市中央区江戸町97-1、TEL: 078-322-5740)
司会
神戸大学都市安全研究センター教授 北後 明彦
お問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
(所在地: 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1、TEL: 078-803-6437、FAX: 078-803-6394)
詳細情報
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

プログラム

1. 発展途上国におけるジェンダー視点に配慮したコミュニティ防災力向上支援

斉藤 容子 (人と防災未来センター研究員)

災害が多発し、かつ急速に発展を遂げるアジアの途上国において防災支援を行うことは重要である。外部支援によってコミュニティ防災力を向上には、住民の人々の参加が大前提でなければならない。男性も女性もが地域の災害リスクを軽減するための活動に関わるためにはどのような外部支援の在り方が必要であるかをネパールやバングラデシュの事例を通して紹介します。

2. 化学プラントにおける自衛消防活動のモデルについての考察 ―TPMとハイパー自衛消防隊が事故の未然防止を防ぐ―

山本 信一 (消防防災ソリューションズ)

人類に豊かな社会をもたらすはずの危険物と言われる物質が、その取扱いを誤ると、牙をむきだしてくる。その結果、火災により尊い人命が失われ、危険物の漏洩・流失により、かけがえのない宇宙に一つしかないといわれるこの地球の山紫水明の緑豊かな自然環境が汚染・破壊されている。これだけ科学技術発達してきているのに、どうして毎年毎年化学工場・化学プラントの火災・爆発、危険物の漏洩・流失が無くならないのだろうか。

最近の危険物施設事故の特徴は、(1) 異状現象初動時における措置の誤りであり、また、設備の不備により火災を拡大させ被害を増大させていること、(2) 発災事業所の事故後における事業再開の困難があること、である。本報告では、昨年発災した化学工場プラントの爆発火災、危険物製造所での爆発火災の事故時の対応、事故後の経過を示し、不測の事態に直面した時に、適切に被害を極限まで小さく抑えることができるソフトパワーとしてのハイパー自衛消防隊を養成して対応することがさらに必要であることを、現在、養成中の自衛消防隊のモデルの実践例をもって紹介する。

(都市安全研究センター)