人文学研究科「頭脳循環プログラム」がブリュッセルオフィスでワークショップを開催しました

2014年11月07日

人文学研究科では「国際共同による日本研究の革新」というテーマで、平成25年度より日本学術振興会「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」(平成26年度からは「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」と改称)を実施しています。この事業では欧州3大学(オックスフォード大学、ハンブルク大学、ヴェネツィア大学)に若手研究者を長期派遣し、共同研究を行っています。この事業の一環として、10月13日(月)に神戸大学ブリュッセルオフィスにおいてワークショップを開催しました。

今回のワークショップのテーマは「『見立て』の諸相―フィクション・社会的現実・象徴」で、「見立て」はヴェネツィア大学との共同研究のテーマであることから、現在ヴェネツィア大学に派遣されている若手研究者3名の研究発表を中心として企画しました。このワークショップには派遣者のほか、「頭脳循環プログラム」の共同研究者であるヴェネツィア大学のルペルティ教授とマリオッティ准教授、オックスフォード大学のフレレスヴィック教授とフローレス准教授、ハンブルク大学のクヴェンツァー教授も参加し、神戸大学からは増本浩子教授、油井清光教授、嘉指信雄教授、福長進教授、樋口大祐准教授が出席しました。

ワークショップでは6名が、それぞれ研究対象とする文化的・社会的諸現象の基底に「見立て」が有機的に機能していることを明らかにする発表を行いました。質疑応答の場では「見立て」を切り口とする研究の可能性と限界を検証し、今後の共同研究の深化に資する共通理解を形成しました。とりわけ若手研究者の発表に対しては、様々な角度から建設的な意見が提出され、若手研究者にとって示唆的な白熱した議論が行われました。

(人文学研究科)