附属小学校と農学研究科附属食資源教育研究センターがお米を作りました

2014年12月01日

附属小学校と農学研究科附属食資源教育研究センター(以下、食資源センター)は約5カ月かけて共同授業を行いました。

子どもたちに、実際に自分たちが食べるお米作りに田植えから収穫まで汗を流してもらい、食の大切さやお米ができる経過、田んぼに住む生き物を学んでもらうという試みです。

5月29日(木)附属小学校の庭園の田んぼで2年生児童が田植えを行いました。

学習支援として食資源センターの山崎将紀准教授と大学院生の岡田聡史、合田喬さん、前田道弘さんが指導しました。

今回植えた稲は「はいごころ」という品種です。この品種は米の胚が大きく、GABA(ガンマーアミノ酪酸)が豊富で、通常の白米に2割程度混ぜて炊飯することを薦めているお米です。

まず、山崎准教授が稲作とイネ品種の作り方についてスライドを使って授業。子どもたちは苗のとりわけ方、持ち方まで丁寧に指導を受け、学生たちに手本を見せてもらいながら一列ずつ順番に手植えを行いました。

附属小学校児童の田植えの感想など

  • しろかきをしたときは、むかでがいたらどうしようとかおもってこわかったけど、やってみたらたのしかったです。(しろかきは、土をたいらにしたり、大きな土のかたまりをふんで、こまかくすることです。)
  • 1人3本うえられました。そのとき、キレイにうえられてうれしかったです。
  • 1人3本ずついねをもらって、植えるときに、「じょうずだね!!」と言ってくれたから、うれしかった。
  • ぼくは、この単元で一番がんばったことは、いねをうえる時です。なぜなら、こしをまげるのでこしが少しつかれました。
  • いねをうえるときにどろが足をおしこんでいたから、ちょっと大へんだったけど、がんばれてよかったです。
  • うえるときに山崎先生がおしえてくれたほうほうでやったらうまくうえられてよかった。はやくおいしいおこめができてほしいとおもった。

附属小学校児童の稲生育過程での感想など

  • いねをうえて何日かしてかんさつをしてるときに水の上に虫がいたので、みんながあつまってとってみるとコガネムシでした。(セマダラコガネ)みんな、なんだーといってかんさつをつづけました。びっくりしました。それから何日かしてかんさつをしているとエビがいて、みんながみようとして田んぼのまわりに2年生があつまってました。それから1~3日して、みんながエビをとってかんさつにつかってそれで、そだててころしている人がでてきて、一どぜつめつしかけたけど、その人に「エビとったらだめだよ」といったりして、なんとかぜつめつからのがれてよかったなーと思いました。
  • みんな、休みじかんにあそんでいたけど、わたしはずっとおこめに水をあげていました。たまにともだちもいっしょにやってくれることもありました。
  • おこめをそだてているうちに、しょくぶつの大切さに気づいて、しょくぶつを大切にできるようになりました。
  • 稲のかんさつをしていると、かえるやすずめなどが見られたので、田んぼのいきものは、まいとし、このときをまっているんだなーとおもいました。
  • ぼくは、お米をそだてたあとかんさつしたときにおもいました。さいしょは、みどりいろだったけれど、だんだんきいろになったからびっくりしました。しゅうかくするまえにドキドキしました。とてもたのしかったです。

10月2日(木)2年生の子どもたちは待ちに待った稲刈りを行いました。

稲刈りは食資源センターの山崎准教授、院生の岡田聡史、合田喬さん、前田道弘さんが指導しました。子どもたちは真剣に説明に聞き入り、稲刈りに挑戦。とても上手に稲を刈りました。刈り取った稲穂は天日干し、脱穀を待ちます。

附属小学校児童の刈り取りでの感想など

  • 稲かりの時、稲のじくが、とてもかたかったので、ビックリしました。
  • イネかりで、かまをつかうときいつゆびがきれるかしんぱいでこわかったです。けれど気をつけてイネをかるのをがんばりました。
  • 今日、いねかりをした。先生にいねのかり方を教えてもらったからやってみた。最初、少しいねをかるのがむずかしかったけれど、三回目には思った通り、上手くできたのでとてもうれしかった。
  • 今日はお米のしゅうかくをしました。「かま」をはじめて使いました。使うときはちょっとこわかったけれど、やってみると楽しかったです。しゅうかくをして最後にお米にどれくらいの水分がふくまれているかなどを教えてもらいました。早くしゅうかくしたお米を食べたいな。
  • イネをかるときに、カマがゆびにあたってもぐんてをはめていたから、きずなしだったからぐんてがどういうところでやくにたつのかも、このじゅぎょうでわかった。カマのあつかいがきけんだから、ちゅうい力ものびたかなーと思った。

10月10日(金)刈り取った稲穂の脱穀に挑戦しました。

山崎准教授や院生に加えて、技術専門員の冨士松雅樹さんが指導しました。最初に割り箸とビニール袋を使って脱穀。機械を使った脱穀もしました。最後に籾摺機でモミガラをとって玄米にし、唐箕(とうみ)で玄米とモミガラに選別。子どもたちは初めて見る機械に好奇心いっぱいでした。

収穫の一連の作業を終え、子どもたちからは活発な質問が相次ぎました。自分たちがいつも食べているお米について実体験を通して学ぶことができる良い機会でした。私たちもこのような「食育」に携われ、うれしく思っています。最後に2年1組の浅井理歩さんからいただいた心温まるお手紙を紹介します。

神戸大学の先生がたへ

5月〜今日10月まで私たち二年生のために来てくださってありがとうございます。私たち二年生はこのお米の学習ではたくさんのことを学ぶことができました。私たちにはとても長い夏休みがありました。その中いねは休まずすくすくと育って私たちは本当にうれしかったです。

おいそがしいけれど、これからもとてもおいしいお米を作ってください。今日まで大切に育ててきたお米を早く食べたいです。

5月〜今日まで本当にありがとうございました。

二年一組 浅井理歩より

附属小学校児童の稲穂の脱穀での感想など

  • おこめのもみをとるとき、おはしでやるのがちょっとめんどくさくて、手でやっていたら、手がかゆくなってきたから、いっしょにやっていた友だちと、手のすみずみまであらってかゆみがなくなったとおもって、またやったら、またおなじところがかゆくなって、またあらいにいってやったら、かゆくなってのくりかえしでこまりました。
  • おこめをわりばしでとる時パチパチいっておもしろかったです。
  • プチプチとわりばしでおこめをとるとき、はじめはあまりじょうずにできなかったけど何回もやるとじょうずになりました。

附属小学校児童のその後の感想

  • 2年生全員が69人がそだてたおこめはたぶん、いままでたべてきたおこめよりいちばんおいしいとおもいます。なぜなら山崎先生と二年生全員が、がんばったからです。
  • とてもコリコリして、しょっかんがあり、とてもおいしかったです。だからかぞくがとてもよろこんでいました。

(農学研究科附属食資源教育研究センター/植物遺伝資源開発学分野 岡田聡史、山崎将紀
附属小学校 杉浦浩、笹本優里恵)