「欧州における学生交流フォーラム~未来を見据えて~」を開催しました

2015年04月07日

岩本和子国際文化学研究科教授による基調講演

3月7日(土)、ベルギーのブリュッセルにおいて長年の歴史があり、かつ最大規模のブラッセル国際学校(ISB: International School of Brussels)の協力を得て、同校キャンパスにて学生交流フォーラムを開催しました。オープンセミナー方式で、当日は保護者の参加も多くみられました。

フォーラムでは、岩本和子神戸大学国際文化学研究科教授が「ベルギーとフランスのマンガ(BD)の魅力と日本での受容 - 『タンタン』と『アステリックス』から」と題して基調講演。ベルギーではアートとしてとらえられているマンガ文化について最新の研究成果から具体例を示しつつ講演しました。

その後、ISBの高等部に在籍する日本人の生徒と、欧州各地に留学中の神戸大学学生やEU文化研修プログラムで渡欧中の学生を交えて、高等部の生徒と大学生の連携学生交流フォーラムのセッションに移りました。フォーラムのメインテーマは「外から見たNIPPON」。6つのトピック:「グローバルの捉え方」「世界から見た日本」「技術」「メディア」「教育」「ジェンダー」ごとにグループに分かれて熱いディスカッションが行われました。

フォーラム当日までに、生徒や学生たちは事前にインターネットを通じて知り合い、それぞれ関心のあるテーマについて調べて情報を共有。それをもとに意見交換し、より深い議論を交わしました。その後、各グループの代表のISBの生徒がパワーポイントを使って発表し全体討議に移りました。会場からはその明快で充実したスライドの内容と短時間でまとめられたスキル、加えてプレゼンテーション能力の高さに感嘆の声が上がり、温かい拍手が送られました。

ISBでは、自分で考えて自分の言葉で意見を言う「自己発信型」の教育を進めており、神戸大学の学生からは「英語で教育を受け、議論がうまいISBの生徒のレベルに驚愕した」という意見がある一方、ISBの生徒からは、「自分たちだけでは意見がまとめられず困っていたが、大学生のみなさんのアドバイスで内容をうまくまとめることができた」という意見もあり、相互に有意義な交流ができました。

最後に、ISB高等部で長年にわたり授業のみならず、進学指導アドバイザーを務め、今回のフォーラムをコーディネートした石田まり子教諭(神戸大学文化学研究科修了)から講評がありました。その後、場所を変えて軽食を囲んでの意見交換会に移りISBと神戸大学の学生や保護者、教職員を交えて、海外で学びつつ日本の大学に進学することの難しさ等、多様な話題にわたり活発な情報交換が行われました。

今後も海外の国際学校との相互連携活動に期待が寄せられています。

ISB生徒たちとのグループディスカッション
関連リンク

(神戸大学大学教育推進機構グローバル教育部、留学生センター、キャリアセンター)