「ハノイ神戸大学連絡拠点開設記念シンポジウム」を開催しました

2015年09月09日

  9月7日、貿易大学創立55周年、ハノイ神戸大学連絡拠点開設を記念して「ASEAN経済共同体を越えて--ASEANプラス6への影響」と題する国際シンポジウムをハノイ貿易大学にて開催しました。
  

  シンポジウムに先立ち、「神戸大学経済学部と貿易大学との学部3年次編入ダブルディグリープログラムに関する協定書」が締結されました。これによって、貿易大学から神戸大学への派遣学生対象学部が、これまでの日本語学部から全学部に拡大されることになります。
  また、神戸大学海外拠点・ハノイ連絡事務所の運営体制について、関係者間で協議がなされました。貿易大学を初めとするベトナム国内の大学等とのネットワークの構築を目的として、(1)神戸大学のベトナムにおけるプレゼンスの向上、(2)共同研究の組織化、(3)留学生の積極的な勧誘、(4)本学学生の海外インターンシップ等への派遣、(5)ベトナム海外同窓会との連携の5つを柱とする運営体制の整備と合わせて、隔年ごとに相互の大学で国際シンポジウムを開催することについて合意がなされました。

  午後からは、ブイ・アイン・トウアン貿易大学学長、井上典之神戸大学理事・副学長の開会挨拶に始まり、トウ・トウーイ・アイン国際経済学部長のよるシンポ趣旨説明に続いて、藤田誠一神戸大学理事・副学長の基調講演、貿易大学からグエン・ティ・トウオン・アイン国際経済学部副学部長、グエン・ティ・トウイ・ヴィン国際経済学部講師、レ・ミン・ゴク同講師、グエン・ティ・タイン・フエン同講師の4名、神戸大学から松永宣明国際協力研究科教授、鎌田伊佐生経済学研究科准教授、小島史男システム情報学研究科教授の3名の研究者が、本年12月に発足するASEAN経済共同体がアジア経済に及ぼす影響について、域内企業におけるゾンビ企業や漁業問題、イノベーションならびに先端技術の導入、自由貿易協定の拡大、新たな企業家精神の展開等のさまざまな観点から学術報告を行いました。

  これらの報告に対して、チャン・テイ・トウ・トウーイ日本語学部副学部長、緒形康アジア総合学術センター長を司会に、150名を超える来場者との間で活発な討論がなされました。

  本シンポジウムを通じて、貿易大学と神戸大学の間で社会科学の重要テーマに関する共通の課題を見出すことができました。来年度の国際シンポジウムは神戸大学にて開催され、今回のテーマをさらに発展深化させることを目指します。

(国際部国際企画課)