神戸大学海洋底探査センターを設置

2015年09月18日

神戸大学は平成27年10月1日、全学共同教育研究組織として「神戸大学海洋底探査センター(KOBEC)」を設置します。理学研究科を中心に海事科学研究科、工学研究科をはじめとする学内の研究科および学外の機関と連携し、海洋底探査に関わる広い範囲の科学技術を機能的に融合した国内唯一の教育研究拠点を構築することを目的としています。

KOBECのターゲットは、薩摩半島から約50キロメートル南にある「鬼界海底カルデラ」。以下のような研究を実施する予定です。

  1. 神戸大学が有する「深江丸」を用いた海洋底構造探査による巨大カルデラの構造解明
  2. 世界初となる海底火山ネットワーク観測によるマグマ活動のモニタリングや鉱床評価
  3. 火山学的解析による大規模マグマ発生・巨大噴火メカニズムの解明

日本は110の活火山が存在する世界一の火山大国です。火山活動や噴火災害などの試練を与えられる一方で、明治以降の近代化の原動力となった金・銀・銅の黒鉱鉱床など火山からの恩恵も享受してきました。

海洋資源の開発や海洋環境の保全、海洋人材の育成が重要視されるなか、神戸大学では平成25年に海事科学部の改組や海洋研究開発機構(JAMSTEC)との包括連携協定の締結、平成27年には理学研究科惑星学専攻の設置など、海洋開発・海洋人材育成に対応してきました。今回のKOBEC設置により、海洋カルデラ研究をを通して海洋立国・火山大国を牽引する人材の育成をさらに推進します。

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(海事科学研究科、理学研究科、広報課)