[経済学研究科]中国経済に関するマクロ経済予測に関する国際カンファレンス」と「第2回神戸・厦門経済学国際カンファレンス」を開催しました

2015年09月28日

中国の厦門大学(Xiamen University)は福建省にある国家重点大学の一つで、経済学などの社会科学分野の研究水準が非常に高いことで知られています。

同大学のマクロ経済研究センターが行っているCQMM(China's Quarterly Macroeconometric Model=中国四半期マクロ計量経済モデル)に基づく経済予測は、中国でも最も定評のあるマクロ経済予測の一つです。
また、新華社経済参考報は、この経済予測と連携して、中国の専門家に経済予測に関するアンケート調査を実施しています。

当研究科では、中国経済に関する理解を深め日中経済の将来を考える上で重要であると考え、9月9日午前、CQMMに基づく中国のマクロ経済予測と新華社経済参考報によるアンケート調査に関する国際カンファレンスを開催しました。
地主敏樹研究科長の歓迎のご挨拶の後、厦門大学の陳武元社会科学研究部部長による感謝のお言葉を頂き、カンファレンスが始まりました。

まず、当研究科ご出身の厦門大学・陳貴富准教授より、経済予測についての詳しい説明が日本語で行われました。ついで、新華社経済参考報の杜躍進編集長がアンケート調査の結果について中国語で説明され、陳貴富准教授が日本語に通訳されました。
これらのご報告を受けて、竹内文英東海大学教授、羽森茂之神戸大学教授、稲田義久甲南大学教授という3人の専門家からの英語のスライドを用いた日本語でのコメントがあり、その後質疑応答に移りました。日本経済新聞社、神戸新聞社などマスコミ関係の出席者も多く、活発な質疑がなされ成功裏に終えることができました。

9月9日午後より、1月22日に引き続いて第2回目の厦門大学との経済学研究に関する国際カンファレンス(Kobe-Xiamen 2nd International Conference in Economics)を開催しました。
第1報告は、当研究科・学術研究員の南村圭哉氏による"From Physical to Human Capital Accumulation: Effects of Mortality Changes"で、厦門大学マクロ経済研究センターの劉楡教授が討論者をされました。
第2報告は、厦門大学マクロ経済研究センターの余長林准教授による"How Does Intellectual Property Rights Protection Affect Dual Margins of China’s Export Growth? "で、当研究科・学術研究員の稲葉千尋氏が討論者でした。
第3報告は、当研究科の胡雲芳教授による"Progressive Taxation and Equilibrium Indeterminacy with Endogenous Growth"で、厦門大学マクロ経済研究センターの王燕武准教授が討論者をされました。

最後に、厦門大学マクロ経済研究センターの劉楡教授が"Relationship of Financial Deepening and Economic Growth in Western China"というタイトルの論文を報告され、当研究科・学術研究員の蓮井康平氏がコメントをしました。

学外からも多くの方が出席され、個々の素晴らしいご報告と活発な質疑応答により、充実したカンファレンスとなりました。

(経済学研究科)