丹波市氷上町で住民との共同による地域歴史資料の整理をおこないました

2015年11月11日

くずし字の判読に挑む学生と自治会員

人文学研究科地域連携センターは、2007年8月に「丹波市と神戸大学大学院人文学研究科との地域活性化の連携協力に関する協定」を締結し、それ以来歴史文化を活かした地域おこし事業を続けています。この事業の一環として、11月8日・9日、同センター学術研究員前田結城・人文学研究科学生・文学部学生と氷上自治会(丹波市氷上町氷上)の方々との共同で、氷上区有文書の整理作業をおこないました。

氷上区有文書は当該地域における、江戸時代から現代にかけての行政的な歴史資料を多量に含んだ歴史遺産です。氷上自治会の方々は、歴史資料にもとづいた地域の歴史の掘り起こしと、それを活かした地域おこしを進めていくことを希望しており、そこで今回、同センターへ区有文書の整理を依頼されました。

氷上区有文書整理の様子

主な作業内容は、氷上区有文書の史料一点ごとのナンバリング、および目録の作成作業となりました。区有文書は独特の「くずし字」で書かれたものが多く、住民の方々は当初四苦八苦していましたが、研究員・学生の指導により、徐々に慣れていきました。作業終了後、意見交換会をおこないましたが、そこでは自治会の方々より「初めて古文書にふれて感動した」、「目録づくりそのものがイベント性をもっており、今後も継続したい」などの声が聞かれました。来年度には、自治会側の要望に応じて、整理作業の成果をふまえた区有文書の地元展覧会や、地元の歴史に関する町歩きイベントをおこなう予定です。

住民による、確かな知識にもとづいた地域文化の興隆を図るため、同センターと氷上自治会では、今後も〈民・学共同参加型の地域史研究〉のスタイルをとっていきたいと考えます。

(人文学研究科地域連携センター)