第3回日本研究センター長フォーラムが開催されました

2015年11月18日

神戸大学国際交流推進機構アジア総合学術センターは、11月11-12日、「アジア主要大学日本研究センター長フォーラム“アジア新時代における日本研究”」を開催しました。様々な角度から特に日本研究に力を注いでいるアジアの主要大学から、日本研究をリードしている著名な研究者13名が一堂に会しました。

1日目の講演は、神戸大学六甲台講堂にて開催されました。まず、ベトナム・ハノイ貿易大学ヴ・ホアン・ナム国際協力部長から、当日に調印をされた貿易大学と神戸大学間のダブルディグリープログラムの内容も交えて、ベトナムにおける教育について基調講演をいただきました。

セッション1では「戦後70年の国際関係における日本研究」をテーマに、胡 令遠復旦大学日本研究センター長が近年の中国における日本研究の変化及びその特徴について、南 基正ソウル国立大学校日本研究所副教授がソウル大学日本研究所の歩みを中心にアジア新時代における韓国の日本研究について、レンレン・タンシンガポール国立大学日本研究学科学科長がオーストラリアおよび東南アジアにおける日本女性と家族を例に変容する超国境的家族について、貿易大学のチャン・ティ・トゥ・トゥーイ日本語学部長が進出日系企業の日本語人材ニーズ及び貿易大学の対応について、それぞれ講演されました。

セッション2では「防災・人材育成・コンピューター教育と日本研究」をテーマに、イカプトラガジャマダ大学院事務局長がジャワ島中部地震(2006年)後のイザ!カエルキャラバンプログラムの展開と災害リスク軽減のための日本文化の普及について、ブンルアン・ドウアングエンラオス国立大学ラオス日本センター副センター長がラオスと日本の関係強化におけるラオス日本人材開発センターの貢献について、王 秋菊東北大学外国語学院副院長・中日文化比較研究所長が学際的日本文化研究の新たな試について、それぞれ講演をされました。

セッション3では「日本語教育と日本文化研究」をテーマに、徐 一平北京外国語大学北京日本学研究センター長が日本の文化理解につながる日本研究について、ファン・ハイ・リンベトナム国家大学ハノイ校日本研究学科学科長准教授が日本とベトナムの歯黒文化圏に関する試論について、呉 偉明香港中文大学日本研究学科長が香港と日本における飲茶の比較研究について、邢 永鳳日本研究センター主任が中国における日本語教育と日本研究の現状と問題について、スーシー・オングダルマプルサダ大学日本語学科講師がインドネシアにおける日本「文化」認識と日本文化研究について、講演されました。

各セッションでは、質疑応答が行われ、聴衆から寄せられた質問に対して活発な意見交換が行われました。

2日目は、国際協力研究科大会議室で、「国際共同研究プロジェクトの構築」および「国際日本教育プログラムの構築」について神戸大学の人文学研究科・工学研究科・都市安全研究センター・保健学研究科の教員及び招へい研究者の間で自由闊達な議論が行われ今後、共同で取り組むべき国際共同研究プログラムについて、およその方針が確認されました。来年度の本フォーラムは、そうした方針に沿って行われる予定です。

(国際部国際企画課)