[人文学研究科]「第14回 歴史文化をめぐる地域連携協議会」が開かれました

2016年02月02日

第14回歴史文化をめぐる地域連携協議会が、「地域で歴史を学びあうことのおもしろさ」というテーマで、1月31日(日)、瀧川記念学術交流会館で開催されました。当日の参加者は115名55機関にのぼり、例年にない盛会となりました。また、当日の様子は2016年2月1日付の『神戸新聞』にも掲載されました。

人文学研究科主催のこの行事は、同研究科地域連携センターの1年間の活動を総括する目的で開かれています。今年は、14年間にわたるセンターの活動を振り返り、その活動の継続性の根拠である「おもしろさ」の中身について、民・官・学それぞれから報告者を出し、議論をおこないました。

内田一徳理事・副学長と増本浩子人文学研究科長による開会挨拶、奥村弘副センター長 (地域連携推進室長)による開催趣旨説明のあと、下記のようなプログラムで報告がおこなわれました。

第Ⅰ部 直近の活動報告

   槻橋 修氏(神戸大学大学院工学研究科准教授)
       福崎町におけるジオラマ制作の活動について

   井上 勝盛氏(篠山市立中央図書館)
       篠山市立中央図書館地域資料整理サポーターの結成と活動

   小原 康彦氏(香寺歴史研究会)
       姫路市香寺町・土師地区大字誌編集について

第Ⅱ部 シンポジウム「地域で歴史を学びあうことのおもしろさ」

   前田 結城氏(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター研究員)
       テーマ説明 地域で歴史を学びあうことのおもしろさを見なおす

   川口 利和氏(丹波古文書倶楽部代表者)
       地域活動の現状と多様な展開
          ──丹波古文書倶楽部をはじめとして──
       関連コメント:木村 修二氏(神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター研究員)

   坂江 渉氏(兵庫県立歴史博物館 ひょうご歴史研究室研究コーディネーター)
       現地調査・聞き取り調査を踏まえた歴史研究の大切さ
          ──大学・博物館での経験にもとづきながら──
       関連コメント:岸本道昭氏(たつの市教育委員会)

   清野未恵子氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科特命助教)
       地域住民・学生・教員の学び合いを促進する土壌をつくる
          ──神戸大学篠山フィールドステーションの事例から──


協議会の様子
(協議会の様子)

討論は1時間半にわたって活発におこなわれました。報告と討論を聞いた参加者からは、「歴史を地域で学びあうことの楽しさを正面からとりあげたのはよかった」、「工学、農学、歴史学など、専門や所属が異なる報告が聞けて、興味深く、勉強になった」、「個別の現場での取り組みの積み重ねのうえに地域連携を考えるという構成で、会の趣旨を具体的に理解することができた」などの感想が寄せられました。

また本協議会は、歴史文化関係者の交流を深める場としても位置づけており、参加者は、休憩時間、センターがあらかじめ用意した「交流コーナー」において、成果の発表やパネル展示などをおこなうなど、相互の親睦を深めました。

なお本協議会は、兵庫県教育委員会との共催であり、平成27年度文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」の採択事業である、「地域創生に応える実践力養成ひょうご神戸プラットフォーム」の事業の一環として開催されました。

(人文学研究科 地域連携センター)