拡大ビジネスリーダーの会が東京で開催されました(2月12日)

2016年02月16日

ビジネスの第一線で活躍する神戸大学卒業生と学長ら大学執行部が意見交換する「拡大ビジネスリーダーの会」が2月12日、東京都千代田区の学士会館で行われ、上場企業の役員や幹部、女性を含む若手起業家など約120人が参加しました。2015年4月に就任した武田廣学長が「神戸大学の挑戦!」と題して、神戸大学の現状と卓越研究大学を目指す戦略を説明し、卒業生の理解と協力を呼びかけました。

武田学長は、国立大学法人への運営費交付金が毎年削減され、教員ポストも減少する環境の厳しさを訴え、「しかし、へこたれているわけにはいかない」と、「世界100位国内5位」の研究大学を目指す「武田ビジョン」を掲げた狙いを語りました。昨年完成した膜工学拠点と統合研究拠点アネックス棟を紹介し、「新施設建設の予算が付くことは珍しいが、文科省にサポートしてもらっている」と、神戸大学の取り組みが国の評価も得ていることを説明。また、昨年10月に発足した海洋底探査センターがほぼ満額の予算を獲得するなど、2016年度政府予算の獲得で、文科省の重点支援枠3区分のうち「海外大学と伍して卓越した教育研究に取り組む」16大学の中で上位3位に入ったことを明らかにしました。
2016年度にスタートする新大学院「科学技術イノベーション研究科」について、「理系のシーズを、神戸大学が伝統を持つ社会系の力を借りて社会実装する。株式会社を設立し、大学がお金を稼ぐことも狙う」と、文理融合研究の可能性を強調。2017年度に発足予定の新学部「国際人間科学部」(仮称)については「海外実習を必修化する。学部段階のグローバル人材養成の牽引役」と位置づけ、社会科学系3研究科(経営、経済、法)で英語だけで授業を行うグローバルマスタープログラム(GMP)とともに、神戸大学らしいグローバル人材養成を進める方針を示しました。

最後に、「4年間の学長任期中に、卓越研究大学の目標を達成するためのインフラ整備に努めたい」と、決意を語りました。
続いて内田一徳・理事副学長が昨年10月1日に卒業生課を設置したことを報告し、「卒業生との連携をさらに強化するため、今後、神戸大学支援協議会を設立する予定です」と、卒業生との絆をさらに強める方針を示し、佐伯壽一・学長補佐が、新設した「神戸大学基金フェロー制度」を説明し、寄付への協力を訴えました。
質疑応答では、実業界で活躍する卒業生が講義する経営学部のトップマネジメント講座の継続を求める意見があり、最後に学友会の田中初一会長が「学友会は傍観者ではいけない。財政支援と、社会の第一線で蓄積した貴重な意見を母校に寄せて欲しい」と物心両面の支援を呼びかけました。
この後の懇親会では、武田学長や理事、副学長とビジネス界で活躍する卒業生の皆さんが、胸襟を開いて意見交換しました。

(卒業生課、広報課)