神戸型ビジネスモデルを学ぶ シンポジウム「『べっぴんさん』の経営学」を開催しました

2016年12月02日

11月29日(火)、出光佐三記念六甲台講堂で経済経営研究所公開シンポジウム「『べっぴんさん』の経営学」(社会システムイノベーションセンター共催)を開催し、約250人の方が参加しました。

現在放送中のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインのモデルである株式会社ファミリア創業者のひとり・坂野惇子さんらを通じて、地元・神戸の企業ビジネスモデルを考えるものです。

開催にあたり、武田廣学長は「神戸大学は文理融合研究を推進し、社会システムイノベーションセンターや科学技術イノベーション研究科などを立ち上げました。この連続テレビ小説は、激動の時代を切り開いていく女性たちが描かれており、大学もよい人材輩出を目指し、教育・研究に励んでいます」とあいさつしました。

はじめに、「べっぴんさん」推進協議会事務局長の加藤久雄氏が同協議会の取り組みとして、「神戸べっぴんスタイル」ウェブサイトの開設、別品博覧会の開催など、神戸ブランドを発信する様々な催しを行っていることを紹介しました。

続いて、株式会社ファミリア代表取締役社長の岡崎忠彦氏が「坂野惇子とクリエイティブ経営」と題して、講演。同社の事業戦略として、子どもが生まれてからの1000日間が大事とし、新たに保育事業を開始したこと、またマタニティセミナーなどの出産準備サポートを行っていることを紹介しました。

神戸大学社会システムイノベーションセンター副センター長兼経済経営研究所副所長の家森信善氏は金融機関による地域企業の創業・成長支援について報告。ファミリア社の創業に際して、金融機関が経営ノウハウや人材などを提供していたこと、企業のライフステージに応じて、金融機関が支援することの重要性を述べました。

最後に、神戸大学名誉教授で株式会社ファミリア社外取締役の加護野忠男氏が「神戸型ビジネスの特徴」と題して、新しいビジネスモデルを創造したダイエーやファミリア、ワールド、アシックスなどの企業を挙げ、既存の技術を革新し、成長した企業が多いとの分析を報告しました。

閉会では、経済経営研究所の上東貴志所長が「2019年、神戸大学経済経営研究所は神戸高等商業学校・商業研究所として創設されてから創立100周年を迎えます。今後とも教育・研究活動にご理解・ご支援をよろしくお願いいたします」と述べました。

この日は特別に、「べっぴんさん」の病院シーンが撮影された兼松記念館の場所も公開。カメラに収める人の姿も見られ、大盛況のうちに終了しました。

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(総務部広報課)