「第15回歴史文化をめぐる地域連携協議会-つながりを生み出す環境づくり-」を開催しました

2017年02月13日

平成29年1月29日(日)、本学人文学研究科および同地域連携センターは、兵庫県教育委員会およびCOC+ひょうご神戸プラットフォーム協議会、科学研究費基盤研究S「災害文化形成を担う地域歴史資料学の確立──東日本大震災を踏まえて」研究グループ(研究代表者・奥村弘)の共催により、「第15回歴史文化をめぐる地域連携協議会」を、瀧川記念学術交流会館2階大会議室を会場として開催いたしました。今回のテーマは「地域歴史文化をめぐる〈場〉-つながりを生み出す環境づくり-」とし、大学・行政・住民のそれぞれの立場から報告がおこなわれました。

会の冒頭では、内田一徳(本学理事/副学長)より開会の挨拶があり、続いて増本浩子(本学大学院人文学研究科長)より主催者挨拶、さらに奥村弘(本学地域連携推進室長)より趣旨説明がありました。

午前中に行われた第1部の活動報告では、伊藤導三氏(氷上古文書同好会代表世話人)「氷上古文書同好会の活動の経緯―結成から区有文書目録の完成まで―」、中島雄二氏(朝来市役所生野支所地域振興課参事/生野書院副館長)「歴史遺産を活かしたまちづくり-生野公民館の事業から-」の2報告がなされ、報告後には質疑応答がなされました。

兵庫県内各地諸団体の活動紹介や刊行物展示会からなる参加者交流会を兼ねた昼休憩を挟んで、午後からの第2部のシンポジウムでは、まず木村修二(本学大学院人文学研究科特命講師/COC+「歴史と文化」領域コーディネーター)による本協議会のテーマへ寄せた問題提起の後、石野律子氏(神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員/地域史料保全有志の会副代表)「村が経糸、会が緯糸となって織り成す栄村歴史文化館」、進藤輝司氏(三木古文書研究会会員)「襖下張り文書の解読と市史編さんボランティア」と川内淳史(本学大学院人文学研究科特命講師)による関連コメント「自治体史編さんという〈場〉-三木市における地域活動と歴史文化-」、井上舞(本学大学院人文学研究科研究員)「生野書院という〈場〉での古文書整理」、大津留厚(本学大学院人文学研究科教授)「青野原俘虜収容所研究と地域社会―15年目の総括―」という報告がそれぞれおこなわれました。

休憩を挟んで全体討論がおこなわれ、地域歴史をめぐる文化活動が社会教育施設などの空間としての〈場〉において、地域活動を担う人々の集まりによって展開している状況が確認される一方、古文書整理や解読などの作業に地域住民が携わることに対して無報酬のボランティアか報酬の支払いを伴うべきかなどの問題などがフロアから提起されるなど、活発な議論が交わされました。

協議会の後には情報交換会が開かれ、リラックスした雰囲気の中での交流がみられました。

(人文学研究科、同地域連携センター)