アジア開発銀行(ADB)総裁 中尾武彦氏講演会「アジア経済の展望とアジア開発銀行の役割」を開催しました

2017年10月13日

2017年10月10日、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂にて、アジア開発銀行(ADB)総裁の中尾武彦氏が「アジア経済の展望とアジア開発銀行の役割」という演題で講演を行いました(本講演会は、社会システムイノベーションセンター・経済学研究科・国際協力研究科の共催)。

アジア開発銀行は1966年に設立され、フィリピン・マニラに本部を置く国際機関であり、アジア太平洋地域の途上国の経済発展を支援するための資金支援などを行なっています。加盟国は67カ国に上り、日本は米国と並ぶ最大の出資国です。歴代総裁は日本人であり、中尾氏は2013年に第9代総裁に就任しました。

中尾総裁は講演の中で、アジア経済の概況について述べ、特に発展著しい中国経済の現状と課題について、中国当局者との対話のエピソードも紹介しつつ、興味深い話をされました。また、中国主導で設立されたアジアインフラ投資銀行(AIIB)との連携について、域内の膨大なインフラ需要に応えつつ、協調融資などの形で協力を行なっているとの説明がありました。 

講演に先立って中尾総裁は、武田廣学長を表敬訪問し、懇談を行いました。中尾総裁からは、中国などの近隣諸国では、高等教育や研究開発の強化に官民を挙げて熱心に取り組んでいるとの話があり、その重要性を力説されました。また、個人的に神戸大学を応援しているとの暖かい励ましの言葉がありました。

(社会システムイノベーションセンター)