第29回山口誓子学術振興基金 公開講演会を開催しました

2017年10月18日

10月14日(土)、神戸大学百年記念館「六甲ホール」にて、第29回山口誓子学術振興基金 公開講演会を開催し、学外から約170名の方が参加しました。

本講演は、俳人の故山口誓子・波津女ご夫妻から寄贈頂いた基金により、本学が日本の俳句研究の拠点の一つとして運営しているものです。
 今年は、東京大学大学院人文社会系研究科の藤原克己教授による「『源氏物語』野分巻の鑑賞 -風と花と恋にあこがれる心-」と題した講演が行われ、「あくがる(あこがれる、の古語)」という言葉をキーワードに、平安貴族社会に暮らした人々の細やかな心の動きをユーモアたっぷりに生き生きと解説して頂きました。また、源氏物語が単なる想像の世界ではなく、当時の貴族社会を冷静に捉えて描かれている点など、一般的には余り知られていない視点の提示もありました。
 会場は笑いが絶えず、参加者からも「とても楽しかった」、「あっという間だった」と好評でした。

山口誓子学術振興基金では、講演会のほかに山口誓子記念館、誓子・波津女俳句俳諧文庫の運営も行っています。これらの施設は一般開放もしていますので、ご興味をお持ちの方はHPをご覧ください。


(研究推進部研究推進課)