Visegrad Project キックオフシンポジウムを開催しました

2017年10月31日

神戸大学は10月19日にポーランド・クラクフにあるヤゲウォ大学でVisegrad Project キックオフシンポジウム "The Place of V4 countries in Europe and Japan"を開催しました。

神戸大学はVisegrad University Studies Grantsに採択され、2017年10月からThe Place of V4 Countries in Europe and Japanと題し、EUにおける中・東欧地域の重要性、日本と中・東欧地域との関連、日本における同地域の位置づけについて学ぶコースを開講しました。本コースは、V4諸国の協定校である、ヤゲウォ大学(ポーランド)、エトヴェシュ・ロラーンド大学(ハンガリー)、コメニウス大学(スロバキア)、カレル大学(チェコ)の研究者と協力し、神戸大学との協定校からの交換留学生を対象として、英語/英語及び日本語で行われる日本の文化・社会・科学技術に関する教育プログラムである、「現代日本プログラム」の一環として開講します。

油井清光学長補佐(国際連携担当)の司会の下、オープニングでは、マルタ・クデルスカ ヤゲウォ大学比較文明研究所長、多田早苗国際交流基金ブダペスト日本文化センター所長が挨拶し、Visegrad Projectを通じた日中東欧の一層の交流拡大と相互理解の深化への期待が示されました。その後のセッションでは、コンソーシアム校の研究者が、それぞれの国の視点から日本と中・東欧地域との関連について考察しました。参加者は熱心に発表に聞き入り、質疑応答とともに活発な議論が繰り広げられました。

Visegrad Project Kick-Off Symposium01  Visegrad Project Kick-Off Symposium02  Visegrad Project Kick-Off Symposium03

また、Visegrad Projectキックオフシンポジウムにあわせて、ヤゲウォ大学とJoint Lecture Series についての覚書の調印式が執り行われました。調印式では、井上典之副学長・国際担当理事とアーメン・エドガリアン ヤゲウォ大学教育担当副学長が挨拶し、両大学の一層の交流の拡大と多くの教員及び学生の参加が展望されました。神戸大学は所属教員を協定校に派遣し講義を行うユニット派遣制度による国際交流拡充を図っており、2014年からはヤゲウォ大学比較文明研究所と、2016年からはヤゲウォ大学法学部と教員派遣を実施してきました。本覚書は、双方の大学が教員を派遣し合い講義を行うものであり、ユニット派遣制度にかかわるプログラムとして、すでに実施しているプログラムを拡充し、Japanese StudiesとEuropean Studiesに関するプログラムとして全学レベルで締結されたものです。10月16日-20日に開講されたLecture Seriesには神戸大学の5名の教員と2名の博士課程後期課程の学生が参加し、Contemporary Japanese Culture and Societyをテーマとした集中講義が開講され、ヤゲウォ大学の日本に興味がある多くの学生が受講しました。また、Lecture Seriesにも参加した吉田健一科学技術イノベーション教授が、Erasmus+にてヤゲウォ大学薬学部を訪問し、バイオテクノロジーに関する研究教育に関する講義やディスカッションにかかわる講義を行いました。吉田教授の講義では日本酒の歴史と技術が取り上げられ、日本文化をヤゲウォ大学の学生に紹介する機会ともなりました。

Visegrad Project Kick-Off Symposium04  Visegrad Project Kick-Off Symposium05

神戸大学は2015年10月にポーランド拠点(クラクフ)を設置し、Erasmus+への参画などヤゲウォ大学をはじめ中・東欧諸国の協定校と活発に国際交流活動を行ってきました。今後も神戸大学は日本と中・東欧諸国の教育及び研究分野での協力強化を推進していきます。

(国際部国際企画課)