経済学研究科とシステム情報学研究科との合同シンポジウム「人工知能と社会科学の邂逅:新たな地平線を目指して」を開催しました

2017年12月06日

神戸大学では、先端融合研究環を中心に文理融合研究を推進しています。その一環として、12月4日に経済学研究科とシステム情報学研究科の合同シンポジウム「人工知能と社会科学の邂逅︓新たな地平線を目指して」を開催しました。

第1部では、和泉潔教授(東京大学大学院工学系研究科)による基調講演「機械に経済価値が理解できるのか? 金融市場における人工知能技術の現状と課題」が行われました。
講演では、最新の人工知能技術を金融市場の分析に応用した事例が紹介されました。特に、注文情報や経済ニュース等の大量データを自動的に分析するデータマイニングで、どのような種類のデータをどのように処理しているかについて幾つかの研究事例をもとに解説され、さらに市場制度のテストを人工市場シミュレーションで事前評価した事例を紹介していただきました。最後にまとめとして、人工知能技術を用いる可能性と限界について議論が交わされました。

第2部では、経済学研究科とシステム情報学研究科の教員による研究内容や、現在注目を集めている人工知能技術の社会科学への応用について、様々な事例が紹介されました。具体的には以下のとおりです。

 ・「社会科学分野における音・画像処理技術の新展開を目指して」
  滝口 哲也 神戸大学システム情報学研究科 / 都市安全研究センター 教授
 ・「Order Flows, Fundamentals and Exchange Rates」
  岩壷 健太郎 神戸大学大学院経済学研究科 教授
 ・「時系列金融ネットワークの予測モデル:深層学習とベイズ学習からのアプローチ」
  江口 浩二 神戸大学大学院システム情報学研究科 准教授
 ・「スマートメーターかメッセージのどちらが電力消費削減行動を駆り立てるか︖」
  岡島 成治 神戸大学大学院経済学研究科 准教授

 

学内外から多数の来場者にお越しいただき、和泉潔教授をはじめとする各講演者の講演に対して活発な質疑応答が行われました。また、参加者からは文理融合研究、特に、情報技術の社会科学への応用に関する熱い期待が数多く寄せられました。

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(経済学研究科)