震災復興支援・災害科学研究推進室 第6回シンポジウムを開催しました

2017年12月15日

平成29年12月1日(金)に、本学百年記念館において「学術的知見を活かして大規模災害に備える」というテーマのもと、震災復興支援・災害科学研究推進室第6回シンポジウムが開催されました。

第6回となる今回は、東北大学等との連携による震災復興支援・災害科学研究推進活動サポート事業成果を発信する機会として、事業代表者らから、それぞれの活動内容の紹介をリレー方式により行う「ポスターセッション」を、シンポジウムに先立ち実施しました。

ポスターセッションの後、室長の杉村理事司会のもと、武田学長から開会挨拶がありました。今回は今後必ず起こりうる大規模災害に備え、これまでの研究蓄積をどのように実践的に活かしていくか、という視点からのシンポジウムとなっており、神戸大学として出来うる限りの救援・支援活動を継続して行うことが述べられました。続いて、来賓の国立大学協会・山本健慈専務理事より、今回のシンポジウムが、市民社会に大学の研究がどのように実現されているかを伝え、日本の学術基盤が広がるようなメッセージを発する場となることを期待していると、ご挨拶がありました。

シンポジウム講演では、以下の6名から順に報告がありました。

  1. 「緊急支援・災害後の暮らしへの学術的アプローチのあり方」
    神戸大学 都市安全研究センター 教授 北後明彦
  2. 「災害に強い文化と地域歴史遺産継承のための大学間ネットワークとその国際的展開」
    神戸大学 地域連携推進室 室長 奥村 弘
  3. 「災害検証に基づく防災文化の「再構築」 一人ひとりの犠牲死を忘れず語り継ぐ活動を通じて」
    岩手大学 教育学部 教授 麦倉 哲
  4. 「日本DMATと我国の災害医療体制 ~内閣府主催の大規模地震時医療活動訓練を通じて~」
    神戸大学 医学部附属病院 特命教授 西山 隆
  5. 「世界防災フォーラムの取り組みについて」
    東北大学 災害科学国際研究所 教授 小野 裕一
  6. 「構造変化が進む中での災害への備え ~ 経済学的な観点から ~」
    神戸大学 社会システムイノベーションセンター 特命教授 豊田 利久

講演後は、6人の講演者と、本学医学研究科の曽良一郎教授も参加して、今回のシンポジウムのテーマである「学術的知見を活かして大規模災害に備える」という観点から、パネルディスカッションが開かれました。

震災を経験した神戸大学、東北大学、岩手大学がそれぞれ蓄積してきた災害対応に関する学術的知見を、緊急支援や災害後の暮しに活かすためには何が必要なのか、という問題について、活発な意見が交されました。

また、ポスター展示会場では、シンポジウムに参加した方々が、各サポート事業の説明に熱心に聞き入っていました。

関連リンク
・震災復興支援・災害科学研究推進室

(研究推進課)