国際教育総合センターが「第17回夏期日本語・日本文化研修プログラム」を実施しました

2019年07月23日

国際教育総合センター留学生教育部門では、海外協定大学の学生を対象とした「夏期日本語・日本文化研修プログラム」を毎年実施しています。今年も、中国、韓国、台湾、オーストラリア、シンガポール、アメリカ、オーストリア、ポーランド、フランス、イタリア、ドイツ、ハンガリー、オランダ、ルーマニアの14の国・地域、23大学から計48名の留学生が参加しました。7月9日から19日の日程で来日し、神戸大学で日本語・日本文化について学びました。

今年のプログラムでは、大学生活、神戸、方言、恋愛と結婚、教育など、同年代の日本の大学生の日常から地域の特色に至るトピックを取り上げ、日本語で「読む・書く・聞く・話す」ことを通して、日本語運用能力を高めるとともに、日本社会に対する理解を深めることを目指しました。留学生達は、難解な語彙を含む読解文や作文にも挑み、真剣に学習に取り組んでいました。日本文化見学旅行では、好天に恵まれ、人と防災未来センター、姫路城、好古園を見て回り、自然災害と減災を学ぶとともに歴史豊かな地域を満喫しました。

最終日には修了式が行われ、「My memory in Kobe」と題して、期間中の学習成果と神戸で感じた事について、映像を使いながら日本語で報告をしました。留学生達は授業を通して、日本の大学生の日常から地域の特色を学び、日本に対する理解を深めました。各国から集まった留学生同士や本学の学生達との交流を通して、国や地域を越えた仲間として、今後につながる人間関係を築いていました。

また「日本語・日本事情演習(国際人間科学部開講)」の授業科目を履修している神戸大学の在学生・学部留学生らもプログラムの一部に参加し、留学生とのディスカッションに加わるなどして、交流を深めました。センター専任教員が担当するこの授業科目の履修生は、「日本語学習者から見た日本語の難しさ」について、講義やケーススタディを通じて学んだ後、実習として授業に参加することで、留学生の日本語学習活動に関わり、日本語や異文化交流に関する理解を深めます。このように本プログラムは、在学生においても多様な文化的・言語的背景を持つ同世代の留学生達との交流を通して、日本を「外から見る」視点を養うとともに、各国の事情や異文化コミュニケーションについて学ぶ貴重な機会となっています。

このプログラムでは実施に合わせて、三井ボランティアネットワーク事業団関西支部による書道教室や、KOKORO-NET in KOBEによる浴衣講座が開催されるなど、地域の方々にも協力をいただきました。

今年で17年目を迎えた本プログラムは、これまでに578名の留学生を受け入れてきました。過去には、参加をきっかけに交換留学生や大学院生として、神戸大学に "帰ってきた" 留学生も多数みられます。今回の参加者の中からも「すっかり神戸大学が好きになり、交換留学や大学院への進学を検討している。」との感想がありました。今後も、本プログラムを通じて、神戸と神戸大学の魅力を海外に発信していくことが期待されます。

(国際教育総合センター)