[医学研究科]下野洋平准教授の乳がん研究が文部科学省新学術領域研究「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」の「研究紹介」で紹介されました

2016年02月09日

文部科学省科学研究費 新学術領域研究「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」の「研究紹介」では、がん研究者とその研究内容を紹介しています。本紹介記事は、「国民との科学の対話」を促進するために、一般国民の方々を対象とした記事となることを念頭に置いて作成されております。本年度は下野准教授の進める研究が「研究紹介」の対象として採択され、紹介されました。

乳がんは治療により完治したと思われても、時には10年以上経過してから再発転移することが少なからずあります。このような転移がん細胞が、長期間体内でどのようにして潜伏しているのかは、解析対象となるがん細胞が微量で分離が困難なことなどから、その詳細が明らかになっていません。下野准教授は、乳がん患者さんの手術検体を活用した生体モデルを活用して、臓器に潜伏して転移している微量ながん細胞を正確に分離し、それらの転移がん細胞の性質を分子レベルで解明する研究に取り組んでいます。このように「転移の芽」として臓器に潜伏している転移がん細胞の性質を解明することで、完治したと思われた乳がん患者さんに起こる再発転移を克服する方法を見出すことを目指しています。

本研究は、神戸大学大学院医学研究科の乳腺内分泌外科学分野、腫瘍・血液内科学分野、病態シグナル学分野と分子細胞生物学分野が共同して行っています。神戸大学で現在行われている最新のがん研究の紹介を通じて、がんと向き合いその克服を目指す医学研究への理解が広がることが期待されます。

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(研究推進課)