第4回地域歴史文化連携コンソーシアムが開催されました (7月9日)

2012年07月11日

第4回地域歴史文化連携コンソーシアムが、7月9日、人文学研究科で開催されました。

人文学研究科では、平成22年度から今年度までの3年間、文部科学省より特別経費の交付を受け、地域連携センターを基盤組織としつつ、特別研究プロジェクト事業「地域歴史遺産保全活用教育研究を基軸とした地域歴史文化育成支援拠点の整備」をおこなっています。本コンソーシアムは、この事業の実践的研究をおこなうための基軸となる組織で、平成22年6月、県内の主要自治体・市民団体・大学関係者等の23機関によって構成されています。7月9日は、このうち20機関32名の参加のもとでおこなわれました。

釜谷武志人文学研究科地域連携センター長 (人文学研究科長) の開会挨拶、奥村弘副センター (地域連携推進室長) の主旨説明のあと、まず坂江渉特命准教授が「特別研究プロジェクトの取組状況 ―成果と課題―」を報告。ついで兵庫県教育委員会文化財課の村上裕道氏が「文化財・歴史遺産をめぐる広域的協力体制について」と題する報告、尼崎市立地域研究史料館の辻川敦氏が、それに関連コメントをおこないました。

討論では、現在開発中の社会人向けの人材育成システムの中身に関して、「目標としている人材のイメージがわかりにくかった」「史料の扱い方のみに特化したシステムの開発をめざしたらどうか」のほか、「人材育成はすぐに効果が出るものではなく長期的視野で進めれば良い」などの意見が出されました。

また自然災害と歴史資料の保全の問題に関して、「兵庫県内の各自治体の歴史資料の存在形態がかなり危機的状況にある実態がよくわかった」「資料を自然災害から守っていくためには優先順位をつけて事業をすすめるべきではないか」などの意見が出ました。

今回の会合での議論を受けて内容を精査し、次回は、今年度の秋以降にもう一度会合を開くことになりました。

(人文学研究科 坂江 渉)

2012年7月11日