神戸大学研究基盤センターが共催する表面科学技術研究会を、2011年1月20日に開催します。
固液界面は、バルクとは異なる特異な性質を持ち、その界面特有の化学反応や吸着などの現象が見られます。 これらは種々の触媒作用、センサー、電極等としての産業応用やタンパクや生体膜の機能などに関連した医療、生化学への応用において古くから注目されてきました。しかしながら、界面で生じている現象をその場観察する ことは非常に困難であり、固液界面の特性には未だ不明な点が数多く残されています。
近年、リチウムイオン二次電池や太陽電池といったエネルギー産業や創薬、医療などのバイオ産業において、固液界面はその重要性を増しています。特にナノテクノロジーの進展に伴い、対象とする物質の大きさが小さくなるのに従って、バルクに対する界面の重要性はより大きなものになっています。本研究会では、固液ナノ界面 の最先端に理論的・実験的に迫ります。関連研究者・技術者の方をはじめ、多くの方々の参加をお待ちしております。
- 日時
- 2011年1月20日(木) 13:00~17:30
- 場所
- 神戸大学 瀧川記念学術交流会館
所在地は、アクセス・キャンパスマップのページをご覧ください。 - 定員
- 100名
- 参加費
- 無料
- 講演プログラム
- 「生体に学ぶ-バイオ・ナノハイブリッドマテリアルの創成と未来材料としての可能性」
菊池 純一 (奈良先端科学技術大学院大学) - 「固液界面における生体分子の配向を利用した光・電子ナノデバイス」
中尾 秀信 (独立行政法人物質・材料研究機構) - 「水界面における高分子のナノ構造・物性と機能化への展開」
田中 敬二 (九州大学) - 「3次元フォースマッピング法による分子スケール固液界面評価」
山田 啓文 (京都大学) - 「マイクロバイオセンサの開発と単一細胞計測への応用」
安川 智之 (兵庫県立大学)
- 「生体に学ぶ-バイオ・ナノハイブリッドマテリアルの創成と未来材料としての可能性」
- 申し込み締め切り
- 2011年1月13日
- 申し込み方法
- http://www.sssj.org/Kansai/goudou110120.htmlでのONLINE申し込み推奨
- 問い合わせ先
- 神戸大学研究基盤センター 藤居
Tel: 078-803-6116
E-mail: fujiiyos@kobe-u. ac.jp※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。