神戸大学

「輸送の三原則を統合した国際海上輸送システム創出の研究」平成22年度研究成果報告会

2011年03月10日

神戸大学海事科学研究科では、文部科学省特別教育研究推進 (研究推進) として採択された「輸送の三原則を統合した国際海上輸送システム創出の研究」(平成20~23年度) を核として、世界的な海事科学研究の拠点形成を目指した研究を進めています。本プロジェクトは、「海洋基本法」で謳われている「海洋の環境保護・保全」及び「我が国の経済及び生活を支える海上輸送の確保」に鑑み、「安心・安全、環境保全、経済性」を統合する全く新しい輸送システムの創出を目指しています。3年目の本報告会では、2件の特別講演と共に本プロジェクト4部門の平成22年度成果報告を行います。国際海上輸送システムに関する従来の要素的研究の統合化や新たな輸送システム創出について活発な意見交換を行いたいと考えております。

日時
3月10日 (木) 10:15~17:30
場所
神戸大学海事科学研究科事務棟4階 第1会議室
神戸市東灘区深江南町 5-1-1
プログラム

司会:三村治夫 (プロジェクト副代表者)

10:15~10:25

開会挨拶およびプロジェクト概要の説明
塩谷茂明 (プロジェクト代表)

10:25~11:15

特別講演1「環境と企業経営」
國部克彦 (神戸大学経営学研究科教授)

11:15~11:20<休憩>
11:20~12:10

特別講演2「実海域性能評価技術 (海の10モード) の研究開発」
辻本 勝 (海上安全技術研究所)

12:10~13:30<昼休憩>
13:30~14:10安全・安心部門成果報告
  • (1)「インド洋-太平洋海域における気象庁-GSM 及びNCEP-GFS の海上風予測精度検証」種本 純 (神戸大学大学院生)
  • (2)「経済性と安全性を考慮したウェザールーティング」小林英一 (神戸大学教授)
14:10~14:20<休憩>
14:20~15:20 海洋環境部門成果報告
  • (1)「船舶出入港数の多い港湾からの船底防汚剤耐性菌の獲得および防汚剤抵抗性の標準株との比較」三村治夫 (神戸大学教授)
  • (2)「船舶バラスト水殺菌処理技術に関する研究報告」万 碧玉 (神戸大学学術推進研究員)
  • (3)「大気・海洋結合モデルを用いたメキシコ湾油流出のシミュレーション」崔 栄珍 (神戸大学学術推進研究員)
15:20~15:30<休憩>
15:30~16:10 大気環境部門成果報告
  • (1)「海上試運転時の舶用2 ストローク機関からの排ガスに含まれるNOx 濃度の測定」三村治夫 (神戸大学教授)
  • (2)「舶用重質油のジメチルエーテルによる燃焼改善」段 智久 (神戸大学准教授)
16:10~16:20<休憩>
16:20~17:20 経済部門成果報告
  • (1)「環境親和型海上物流モデルに関する一考察」韓 成一 (神戸大学学術推進研究員)
  • (2)「Bi-level 型国際海上コンテナ貨物輸送市場モデルを用いたアジア発着貨物の流動シミュレーション」竹林幹雄 (神戸大学教授)
  • (3)「多地域応用一般均衡モデルを用いた国内輸送効率化の貿易活性化効果分析」石黒一彦 (神戸大学准教授)
17:20~17:35総合討論 (全体を通した質問等)

閉会挨拶
塩谷茂明 (プロジェクト代表)

17:35~19:00懇親会 (海事科学部生協食堂)
申込
事前申込は必要ありません。
参加費
無料
懇親会
17:30~19:00に、深江キャンパス生協食堂にて懇親会を行います。
懇親会参加費
3,000円 (当日徴収) 懇親会参加者は、準備の都合上事前に下記アドレスまでご連絡下さい。
連絡先:hiramats@maritime.kobe-u. ac.jp

※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。

連絡先
神戸大学海事科学研究科 海洋ロジスティクス科学講座
塩谷 茂明 (神戸大学自然科学系先端融合研究環・教授)
TEL: 078-431-6241