神戸大学

国際シンポジウム2011 東アジアの地平から見た辛亥革命の思想的価値 -近代化と留学交流の意義

2011年07月02日

2011年は「辛亥革命」100周年の年にあたる。辛亥革命が歴史上にもつ意味は、決して中国に限られるものではなく、アジアにおける「近代」の到来を意味するものであった。また、周恩来、魯迅、蒋介石、陳独秀など、辛亥革命の思想に貢献し、その影響を受けた中国近代史上の思想家、運動家の多くは、日本に留学した浙江省の出身者と浙江大学関係者である。その意味で、辛亥革命はまさに国際交流の結果であるとも言える。

浙江大学との共催による本国際シンポジウムでは、「国際交流」と「留学」をキーコンセプトとし、東アジアという地理的空間、中国人による「日本留学運動」がもらしたアジア近代思想との連関という思想的空間において、辛亥革命のもつ意味を明らかにしたい。

日時
2011年7月2日 (土) 13:00 - 17:10 (12:30-より受付開始・開場)
会場
神戸大学瀧川記念学術交流会館
参加費
無料 (事前申込が必要です)
プログラム
総合司会/阪野 智一 (神戸大学国際文化学研究科長)
12:30受付開始・開場
13:00 開催

開会の辞/福田 秀樹 (神戸大学長)

13:10 - 13:50講演1 「日本人の見た中国、中国人の見た日本」

小倉 和夫 (国際交流基金理事長・元駐韓国特命全権大使・駐フランス特命全権大使)

13:50 - 14:30講演2 「浙江大学と辛亥革命 ―留学と教育近代化の視点から」

羅 衛東 (浙江大学副学長)

14:30 - 14:45休憩
報告の部
司会/石原 享一 (神戸大学大学院国際文化学研究科教授)
14:45 - 15:05 報告1 「日本人の見た中国、中国人の見た日本」

安井 三吉 (孫中山記念館長・神戸大学名誉教授)

15:05 - 15:35 報告2 「社会変動期における浙江社会階層の再編 -辛亥革命時期の官僚、土紳と日本留学運動」

呂 一民 (浙江大学人文学院副院長)

15:35 - 15:55 報告3 「東アジア地域から見た日本留学 -神戸大学を事例として」

中西 泰洋 (神戸大学留学生センター教授)

16:00 - 16:50 討論

司会/王 柯 (神戸大学国際文化学研究科教授・浙江大学客員教授)

討論者/黄 華新 (浙江大学人文学院院長)

16:50 - 17:00 閉会挨拶

中村 千春 (神戸大学副学長)

参加申し込み方法
住所、氏名、電話番号を明記の上、下記の連絡先に、郵便ハガキ、ファックス、メールのいずれかの方法でお申し込みください。
参加申し込み期間
2011年6月1日 (水) ~ 6月24日 (金)
なお、定員 (100名) になり次第受け付けを締め切らせていただきます。
連絡先
神戸大学大学院国際文化学研究科 国際シンポジウム実行委員会
〒657-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1
TEL. 078-803-7515 FAX. 078-803-7509
E-mail: gicls-soumu@office.kobe-u. ac.jp

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(国際文化学研究科総務係)