近年、触媒をテーマにした研究が活発に行われています。均一系触媒においては、クロスカップリング反応が有名で、日本人化学者によりパラジウム触媒を用いた有機合成反応が発見されて以来、この分野で多くの日本人化学者が関与し、平成22年にはノーベル化学賞の対象となりました。本セミナーでは、触媒を21世紀の人間生活を豊かにする主役と捉え、薗頭カップリング反応について、触媒による有機合成反応から、触媒反応の電子機器製造への応用、電池における触媒の作用や環境にやさしい触媒、表面科学会で活発に研究されている光触媒に至るまで、幅広い分野の解説をしていただきます。
- 日時
- 2011年7月8日 (金) 13:00~17:10
- 場所
- 神戸大学百年記念館
- 参加費
- 無料
- 定員
- 200名
- 講演プログラム
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- クロスカップリングによる共役アセチレン合成-開発の経緯とその後の発展
大阪市立大学名誉教授 薗頭健吉 - 鉄触媒クロスカップリング: 薗頭「型」カップリング反応への応用
京都大学化学研究所 中村正治 - コア・シェル構造金属ナノ粒子の構築とその触媒作用
山口東京理科大学 戸嶋直樹 - カーボンアロイ触媒の環境にやさしい燃料電池への応用
大阪市立工業研究所 丸山純 - シングルサイト触媒・光触媒の設計と応用
大阪大学大学院工学研究科 山下弘巳
- 神戸大学研究基盤センター紹介
神戸大学研究基盤センター長
- クロスカップリングによる共役アセチレン合成-開発の経緯とその後の発展
- 見学会
- 神戸大学研究基盤センター機器分析部門 (17:20~)
- 申し込み方法
- http://www.sssj.org/Kansai/goudou110708.html でのONLINE申し込み推奨
- 問い合わせ先
- 神戸大学研究基盤センター機器分析部門 藤居
Tel: 078-803-6116
E-mail: fujiiyos@kobe-u. ac.jp※メールアドレスの一部 (ac.jp の前など) には、アドレス収集ロボット対策として半角スペースが挿入されております。メールアドレスご使用の際には、適宜修正願います。