誓子の書体は、年代により大きく異なっています。若い頃の誓子は、病も手伝ってか、揮毫を嫌がりました。しかし、戦後「誓子流」の確立を見るとともに、快く揮毫するようになります。
誓子が書についてどのように考えていたかを辿りながら、短冊や軸、書籍に加え、遺愛の品等約50点の資料から、誓子の書体が「誓子流」として完成に至るまでの過程を、五期に分けて紹介します。
また、今回は京都の鈴鹿野風呂記念館からお借りした貴重な資料により、若き日の誓子の書や、俳人仲間との交流も垣間見ることができます。関連俳人や書家の筆跡と併せ、誓子俳句と書の変遷をご鑑賞ください。
開催概要
- 場所
- 神戸大学 百年記念館 展示ホール [ 六甲台第2キャンパス No.57 ]
- 期間
- 平成30年10月9日 (火) ~ 19日 (金)
- 時間
- 午前10時~午後4時 (10月13日 (土) は午後5時まで)
- 主催
- 国立大学法人神戸大学
- お問い合わせ先
- 神戸大学研究推進部研究推進課研究推進グループ
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
電話: 078-803-5393
期間中の催し
期間中下記の通り催しを行います。
申込方法等、詳細については上記お問い合わせ先にご連絡ください。
第30回山口誓子学術振興基金公開講演会
- 日時
- 10月13日 (土) 14:30~ (受付は13:30~) ※要事前申込 (定員300名)
- 会場
- 神戸大学百年記念館「六甲ホール」
- 講師
- 宇多 喜代子氏 (現代俳句協会特別顧問)
- 演題
- 「日野草城と山口誓子」