キャリアセンターは4月4日、新入生とそのご家族を対象に、平成21年度全学キャリアガイダンスを六甲台キャンパス法学部学舎で開催しました。新年度になったばかりの土曜日の午後、雨にもかかわらず、約260名の来場者があり、会場は新しく始まる学生生活に対する期待と静かな興奮に包まれました。

第一部ではまず、内田正博センター長が「夢や目標を持って大学生活を過ごし、 自分の世界を広げてください」と、「キャリアセンターからのメッセージ」を伝えました。続いて、マイナビ副編集長の望月一志氏が、「大学生活におけるキャリアデザイン」をテーマに講演。自分の人生をどう生きるか、どのような職業人生を送りたいのか、というキャリアデザインを今から考えておくことの大切さとともに、特に、社会で求められる力「社会人基礎力」を強調しました。講演を聴いた新入生からは「社会で求められているものが何かを知ることができてよかった」といった感想が寄せられました。その他、最近の厳しさを増す就職状況や、神戸大学生の進路状況も取り上げられました。

第二部では、本学のOB・OG4名によるパネルディスカッションが行われました。「大学生活を通じて成長したこと」「社会人として必要とされる能力」といったテーマが採りあげられ、フロアから先輩への質問もありました。

最後に、先輩から新入生に、「自分で考えて行動し、自主性を大切にすること」「仲間を作って苦しいこと、楽しいことを共有して成長すること」「やりたいと思ったことにチャレンジして、目的意識をもって生活すること」「何かひとつ、人には負けないものをもつこと」など、熱く温かいメッセージが送られ、盛況のうちにガイダンスを終えました。