神戸大学

エジプト高等教育支援調査案件の最終報告会をカイロで開きました

2009年04月17日

神戸大学が2008年10月より三菱総合研究所と共同で実施してきたJICA (国際協力機構) の提案型調査案件 「エジプト・アラブ共和国『経済高度知識化へ向けた高等教育支援』」 のディセミネーションセミナー (調査プロジェクト最終報告会) を、4月12日にカイロ大学のConference Centerで開催しました。

エジプト高等教育支援調査案件の最終報告会をカイロで開きました

本セミナーには高等教育大臣、日本大使、国際協力省大臣代理、JICAエジプト事務所長、カイロ大学関係者、産業界の代表など約100人の招待者の参加をいただきました。セミナーはカイロ大学長の開会の挨拶に始まり、日本大使と高等教育大臣からも挨拶をいただきました。その後、本調査研究の結果を発表し、質疑応答の後にJICAカイロ事務所長に閉会の挨拶をしていただきました。

本調査は中東地域の最高水準の高等教育機関であるカイロ大学を連携先とし、また調査のモデルケースとしても活用しました。本セミナーでは、日本の大学の知見を活かした高等教育支援を行うことを念頭において、エジプトの産業界及び高等教育機関が支援を必要とする学術分野を抽出し、日本の大学に優位性のある学術分野と比較・検討を行い、我が国の支援のありかたについて提言を行いました。セミナー参加者からは本プロジェクトに対する期待の意見が寄せられ、また、調査結果を踏まえた日本の支援を期待する声が聞かれました。今後は、本調査結果を踏まえた日本によるエジプト高等教育支援が遂行されることが期待されます。

(経済経営研究所・国際協力研究科)