神戸大学

神戸、京都、大阪の3国立大学が関西経済連合会に入会しました

2009年05月26日

神戸大学、京都大学、大阪大学の3大学が、国立大学法人として初めて、社団法人関西経済連合会 (関経連) に入会しました。5月11日、関経連理事会において、満場一致で承認されました。

3大学は入会を機に、大学の高度な研究成果を関西一円の企業等に広く公表し、新たな産学連携事業の促進と、さらなる社会貢献を図ることを目指しています。また、関西3大都市の主要な国立大学法人が同時に入会することで、関西経済界に新たな活力と活性化が生み出せることが期待されます。

神戸大学は「神戸大学ビジョン2015」を2006年に制定し、教育研究に次ぐ第三の使命としての社会貢献においても、2015年までに「グローバル・エクセレンス」の実現を目指すこととしています。その社会貢献では、世界的に卓越した研究成果の普及と指導的人材の育成を通して地域に貢献することを、大きな目標として掲げています。これまでも兵庫・神戸地域を中心に、社会、産業・経済界、自治体との緊密な連携を推進してきました。

この度、更にその推進を図る目的として、兵庫・神戸地域が属する関西経済、ひいては日本経済の振興によって関西の地域振興に取り組んでいる関経連に法人として入会することにより、関経連の目指す「強い産業の実現」「アジアとの共生」「地域の自立・関西は一つ」の中期指針の展開を目指す活動に、「学」の側から参画します。

それにより、神戸大学が属する兵庫・神戸地域はもとより、関西エリアの地域活力の増進に貢献するとともに、そのような貢献活動を通じて本学のより一層の発展を図ります。

具体的には、関経連に入会することに伴い、以下のような事柄に重点的に取り組む方針です。

  • 産学官民連携事業やインターンシップなど産学連携教育就職事業の推進
  • 各種委員会などで検討される将来ビジョンやロードマップの策定、ひいては政策提言などを行う事業に貢献、大学としての要望の反映
  • 経済界における要望やニーズの理解
  • 以上を通した人材交流

(連携推進課)