神戸大学

駐日フィンランド大使が神戸大学を訪問しました

2009年06月09日

駐日フィンランド大使

フィンランドのヨルマ・ユリーン駐日特命全権大使が6月5日、経済学研究科「六甲フォーラム」及び「EUIJセミナー」における講演のため、神戸大学を訪問されました。

同大使は、「フィンランドの競争力強化政策」と題する講演のなかで、日本と同様に、エネルギー資源を輸入に頼り、高齢化社会に直面しているフィンランドが、自国の競争力を強化しイノベーションを生み出すために、教育政策を極めて重視している点について紹介しました。また国民に対するセーフティネットの提供により、福祉社会と市場経済とを融合させること、環境の変化に公的機関や規制を適合させていくことの重要性にも触れました。

表敬訪問

講演に先立ち、同大使は福田秀樹神戸大学長及び中村千春副学長・国際交流担当理事を表敬訪問しました。会談において、同大使から、フィンランドは教育立国としての地位を固めつつあること、産業面では、林業のみならず、IT産業、バイオあるいはエネルギー産業に競争力を有していることなどの紹介がありました。一方、福田学長及び中村副学長からは、日本においてもフィンランドは教育立国としても広く知られており、神戸大学はフィンランドとの間で学術交流を一層進めていきたいとの話があり、和やかな雰囲気のなかで会談は終了しました。

(EUインスティテュート関西)