神戸大学

構内の有害紫外線を測定しネットで公開しています

2009年06月12日

神戸大学がキャンパス内で有害紫外線を測定し、ネットで公開 (地図上の「神戸」をクリックして下さい) しています。紫外線量がリアルタイムで分かるので、外出時の紫外線予防などに役立っています。

中川和道教授

地球をとりまくオゾン層はフロンガスによって破壊され続け、今ではこれまでで最も薄くなっています。そのため、薄くなったオゾン層を通過してくる有害紫外線の量をモニタリングすることが重要な課題となっており、世界中で有害紫外線量が測られています。

今日では、紫外線量は紫外線の危険度をあらわすUVインデックスに変換されてインターネットで公開され、高い関心を集めています。ところが兵庫県には、リアルタイムでUVインデックスを公開する観測地点がありませんでした。(兵庫県立大が一時、観測していましたが、現在は休止しています)

神戸大学人間発達環境学研究科の中川和道教授 (写真) らのグループは、学内に設置された神戸サイエンスショップの活動の一環で、兵庫県唯一の常設測定点として有害紫外線量の測定と公開を始めました。同研究科キャンパス (神戸市灘区鶴甲3丁目) のG棟屋上で測定された紫外線Aと紫外線Bの強度は、オンラインで国立環境研究所に送られ、神戸の紫外線量やUVインデックスがリアルタイムで全国にインターネット公開されています。

具体例

5月9日 (土) 12時の時点でのUVインデックスです。1時間ごとに更新され、UVインデックスが8に届きそうな可能性があるので、グラフの下の説明文にあるようにきちっとした紫外線対策が必要であることがわかります。

具体例