神戸大学

食資源教育研究センターで中学生が体験学習をしました

2009年06月16日

「トライやる・ウィーク」の体験学習

兵庫県加西市の神戸大学大学院農学研究科附属食資源教育研究センター (附属農場) で、6月8日から12日までの5日間、加西市立加西中学校2年生の生徒6名が、「トライやる・ウィーク」の体験学習をしました。

1日目は、イネの苗を手で植えた後、田植え機の運転方法について説明を受け、実際に運転して田植えをしました。2日目は、サツマイモの植え付けと、ナシの袋かけをしました。サツマイモの植え付けでは、「三角ホー」という鍬で耕した後、肥料を撒き、「改良水平差し」という方法で苗を植え、生徒達は真剣な表情で取り組んでいました。

3日目はブドウの副梢の手入れや蔓 (つる) 切りを行った後、ナシの葉からDNAを抽出する実験をし、4日目は牛の体重測定や、手洗前、手洗後の手に付いている細菌を培養し、5日目は牛の飼養管理を行いました。

今回、生徒達が生産に携わったお米 (ゆめおとめ) やブドウ (ピオーネ) は学内販売され、ダイズ (サチユタカ) は加古川市公設地方卸売市場に、ナシ (幸水) は大丸等に出荷されます。サツマイモは11月の収穫祭で生徒達自らが収穫します。

体験学習を終えた生徒達は「農作業や実験は楽しいことだけでなく、危険なことや辛いこともあることがわかった」と感想を話しました。

(食資源教育研究センター)

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