神戸大学

卒業留学生同窓会が大阪凌霜クラブで開かれました

2009年07月21日

神戸大学留学生同窓会 (2006年発足) が7月10日、初めて大阪・北区の大阪凌霜クラブで開かれました。留学生同窓会は、ホームカミングデイや花見など主に卒業留学生を中心に会合を重ねてきましたが、最近は日本人卒業生を交えての会合を広げています。今年2月神戸大学東京オフィスにて2回目の東京同窓会が開かれましたが、さらに大阪でも開催されることになりました。

みんなで乾杯

今回は大阪凌霜クラブからの呼びかけによって、「卒業留学生との交流会」の形で、留学生OB・OGと凌霜クラブの大先輩との交歓会が実現しました。台湾からのご夫婦や大学関係者を含め、47名が参加する盛況でした。大学側から安藤学長補佐、大阪凌霜クラブから小西理事と池田理事 (支配人) のあいさつがあり、その後同クラブの平田二郎顧問 (昭23卒) の祝辞と乾杯の音頭が続きました。

会合の中で、留学生センター朴鍾祐准教授が留学生ネットワークの取り組みを報告し、とりわけ韓国、台湾、中国、ベトナム、インドネシアなど海外同窓会の発足の様子を紹介しました。とくに留学生、日本人OB・OGの連携による相乗効果で活性化されつつある同窓会の好事例が紹介されました。

自己紹介の中で「現役の頃に大阪凌霜クラブ主催の留学生激励のビアパーティーに参加したが、今度は同窓生の立場としてクラブのメンバーと再会できたこと大変嬉しく思います」と感想を述べる卒業生がいて、同クラブの長年の留学生支援の歩みも垣間見ることができました。また、大阪凌霜クラブの会員に入会手続きをしたいと申し出た卒業生がいたのも印象的でした。

日本国内で活躍している留学生OB・OGが増える昨今、国籍、専門を超えた神大卒業生たちの受け皿として、また卒業留学生へのフォローアップのためにも留学生同窓会の強化に関心が高まる中、このような会合が大きな起爆剤となります。今後の留学生同窓会の当面の課題は、学友会との連携、また海外の同窓会の充実化を図ることです。それを実現することによって、神大卒のアイデンティティを共有して、神戸大学のブランド力を一層高めることに大きな期待がかかります。

(留学生センター准教授 朴鍾祐)