7月26日、海事科学部と共催で、附属練習船深江丸での船上キャリアカフェ「乙姫たちの冒険 パートII」を開催しました。神戸大学の女性研究者やメンター18名と、同日に行われた海事科学部オープンキャンパス参加者を含む高校生20名からなる、総勢38名が深江丸での航海体験型プログラムに参加しました。

神戸港、明石海峡、大阪湾をめぐる4時間ほどの航海中に、海事科学部ならではの魅力を満載した海事科学部ゆかりの教員3名よるショートトーク、明石海峡見学、船内見学、グループトークを行いました。

相馬芳枝特別顧問が「キャリアカフェは、仕事とそれ以外のことを含めた生き方というキャリアを考える場である」 と挨拶し、鈴木正幸学長特別顧問からの、女性の活躍に対する応援メッセージが紹介されました。次いで3名の教員が、海事科学部で学べることやできることを自身の研究の話と絡めて、非常わかりやすく説明しました。グループトークでは分野や年齢の異なる参加者同士が、大学での研究生活などについて自由に意見交換をしました。また海事科学部の学生が、高校生の質問に丁寧に答える場面も見られました。これから進路を決める高校生が、船長の指示のもとできびきびと働く海事技術マネジメント学科の学生の姿を目の当たりにしました。

参加者からは、「先生や学生さんから直接話しを聞くことができ、 自分のしたいこととの関連性がわかり、進路選択の参考になった (高校生女子)」「船って面白いなと思ったし、海事科学は色々なことをするということがわかった (高校生男子)」「高校生や海事の学生さんから刺激を受けた (若手研究員)」という感想が聞かれました。

この日は波が高く慣れない揺れで船酔いになる参加者もいましたが、最後まで雨に降られることもなく、みな無事に帰港しました。

次回のキャリアカフェは、8月24日に保健学研究科で開催します。