神戸大学

神戸大学と池田銀行が産学連携基本協定を締結しました

2009年08月10日

神戸大学と株式会社池田銀行は8月6日、産業、学術・研究・人材育成などの分野で、相互の人的・知的資源の交流・活性化を図り、相互に有意義と認められる諸事業を行うことにより、地域社会の発展に資することを目的に産学連携基本協定を締結しました。調印式は大阪梅田池銀ビルで行われ、中村千春理事・連携創造本部長 (写真左) と服部盛隆頭取 (同右) が協定書を取り交わしました。

中村千春理事・連携創造本部長と服部盛隆頭取

連携協力内容は (1) 創業・新事業支援、その他地域経済の活性化に寄与すること (2) 神戸大学発の企業・起業家に対する事業サポートに関すること (3) 学術・研究・人材育成に関すること (4) マッチング業務に関すること、など5項目です。マッチング業務については具体的に 1) 神戸大学が有する技術シーズと、池田銀行の取引先等が有するニーズのマッチング 2) 神戸大学と池田銀行の取引先等との共同研究および委託研究の推進、の2項目を挙げています。 

これまでにも神戸大学と池田銀行とは、大学発ベンチャー関連を中心に交流がありました。具体的には、池田銀行が「地域起こし」として実施している<池銀>ニュービジネス助成金制度に神戸大学発のベンチャー企業を推薦し、あるいは<池銀>コンソ-シアム研究開発助成金に工学研究科を中心に数名採択された、などです。

今回、池田銀行から地域経済の活性化に寄与するため、長期的な観点で新事業の育成支援を実施する目的で、新事業・創業支援を中心とした連携協定の申し入れがありました。神戸大学も大学発ベンチャー支援や中小企業との技術マッチングなどの地域貢献の推進に有効であるとの考えから、協定書を締結するに至りました。

今後は、連携創造本部、池田銀行がそれぞれ窓口となり、大学の研究分野を活かした企業との共同研究や技術マッチング等を推進するとともに、池田銀行は、神戸大学に関連するベンチャー企業等に対して投資や融資を行います。

8月中にも連携専用の投資ファンド (総額1億円) を創設し、神戸大学発ベンチャー企業や、産学連携を行う企業などを対象に投資を実施いたします。