中村千春理事・副学長 (国際交流担当) が9月、ベトナム・ハノイ市を訪れ、本学と大学間協定を締結している貿易大学を表敬訪問するとともに、ベトナム教育訓練省主催の第１回日越学長会議に出席しました。

貿易大学は、経済学研究や日本語教育で同国トップクラスとされており、9月16日に訪問した中村副学長 (写真上、右から2人目) は、クワィ副学長 (同、左から2人目) と会談しました。

クワィ副学長は交換留学の拡充を強調するとともに、貿易大学で経済学を学ぶ学生は日本語コースより英語コースが多いことを挙げ、神戸大学へ送る学生は日本語だけでなく英語コースを多くしたいと要望しました。中村副学長は、神戸大学では国際協力研究科で英語コースを設置していますが、新たな英語コースの設置を検討していると答え、今後も学生交流をさらに発展させたいと話しました。

第1回日越学長会議 (写真下) は、日本の53大学、ベトナムの71大学の学長や副学長ら約250名が出席し、17、18日に開かれました。日本・ベトナム間の大学等高等教育分野における多面的な交流や協力活動が紹介されるとともに、様々な課題や要望をめぐり意見が交わされました。中村副学長は休憩時間に、貿易大学のチャウ学長 (写真中、左側) と懇談しました。

さらに中村副学長は滞在中、国立植物保護研究所で特別講演したほか、国立ベトナム農業科学アカデミーやベトナム日本人材協力センターを訪問。また、神戸大学ベトナム同窓会やベトナム政府高官との懇談にも出席しました。