神戸大学

JICA研修員が中村副学長を訪問しました

2009年10月15日

神戸大学都市安全研究センターで実施中のJICA集団研修「都市地震災害軽減のための総合戦略(B)」コースの研修員が10月13日、JICA兵庫国際センターの伊禮英全所長や都市安全研究センターの代表者とともに、中村千春理事・副学長 (国際交流担当) を訪問しました。懇談で中村理事は、来訪を歓迎するとともに、研修で得た知識を活用して多くの人々を災害から救って欲しいと、期待を語りました。

JICA研修員

1995年の阪神・淡路大震災をはじめ今年9月のサモア地震・津波やインドネシア・スマトラ島パダンでの地震など、大規模な地震災害が近年世界中で多発しています。本研修では、都市での地震災害軽減活動に携わるさまざまな分野の専門家が統一した都市災害の軽減戦略を共有し、世界的な人的ネットワークのもとにそれを推進していくことが達成目標として掲げられています。

2004年から開始された当コースの参加者はこれまでに74名にのぼります。2009年度第2回目となる今回の研修には、アルジェリア、アゼルバイジャン、中華人民共和国、メキシコ、ネパール、パキスタン、パレスチナ、シリア、トルコの9カ国から、12名の専門家や行政官が参加しています。本学での研修は10月7日から11月20日まで行われ、研修員は講義・実習・施設見学や研修旅行を通じて、都市地震災害軽減のための知識と経験を習得します。

(国際企画課)