神戸大学

2009年度第3回海外留学フェアを開催しました

2009年10月27日

海外留学フェアは、留学生センター主催で年4回行っておりますが、3回目にあたる秋のフェアは国際交流推進本部との共催で神大会館六甲ホールにて学外の機関の協力のもとに1年で最も大きな規模で開催しております。今年度は10月21日に開き、特に各国留学の説明会として、アメリカ以外に英国、中国のプレゼンテーションを加えました。

前半を留学の基礎講座として、TOEFL-iBTについての講演、後半部は各国事情についての海外留学説明会を行い、後半開始と同時に、各ブースでの個人相談を行いました。

2009年度第3回海外留学フェア

フェアに先立ち、中村千春理事・国際交流担当副学長より、ご自身の海外留学の証でもあるカレッジリングの話にも触れられながら、開会の挨拶がありました。

前半の第1部は、まず日本学生支援機構 (JASSO) の留学情報センター神戸サテライトにより、「十人十色の留学」という題のもとに、学生それぞれの海外留学の計画やアレンジ仕方について、留学全般について基礎的な説明がありました。ついで、本学の国際部留学生課より学内の海外留学プログラムについて、今年度さらに派遣規模の大きくなった交換留学を中心として最新の現地情報も盛り込みながら説明を行いました。最後に、国際教育交換協議会 (CIEE) より、「TOEFL iBTテスト概要」の題の元に講演が行われました。TOEFLは、よく知られているようで、留学相談に来る学生でも、その内容・実像をよく把握していない場合が多く、非常によい機会になったと思われます。

後半の第2部は、ブリティッシュ・カウンシルと日米教育委員会 (フルブライト) の2機関の外部の協力を得て、英国とアメリカへの留学について、具体的かつ詳細な説明がありました。さらには、留学生センター黒田准教授より、これから増加すると予測される中国留学に関するプレゼンテーションが、本海外留学フェアでは初めて実施されました。

ホール内の説明会と平行して、六甲ホールホワイエにて、ブースによる個別相談会を開催し、留学体験者のコーナーも設けました。上記4団体の他、各部局による交換留学、国際部留学生課・国際交流推進本部による全学協定の交換留学についてのブースを開きました。留学体験者のコーナーには、庄司智美さん (クイーンズランド大学留学・国際文化学部4年)、田上早利恵さん (カレル大学留学・国際文化学部4年)、菱川涼子さん (グラーツ大学留学・文学部4年)、播太樹さん (ジョージア大学留学・国際文化学部4年)、山本香織さん (ハンブルグ大学・国際文化学部4年)、中村綾香さん (メリーランド大学・国際文化学部4年)、横山祥子さん (オーフス大学・国際文化学部4年)、木村麻紀さん (カーディフ大学留学・経営学部4年) の8名の学生が協力してくれました。説明会で得た知識を活かしながら、現地での様子などについてより突っ込んだ質問をしたり、本学の交換留学プログラムの情報を収集したりするなど、学生たちの海外留学への高い関心が伺えました。ブースでの総相談件数は130件でした。

ホール内のプレゼンテーションが6回あり、プログラムが盛り沢山であったせいか、会場がいっぱいになることはありませんでしたが、全体で約100名の来場者がありました。個々の相談件数の多さからしても、熱心な学生が多かったようです。会場に来た学生には、これから海外留学を目指す人も、すでに計画を立て始めている人もいるようでしたが、それぞれなりに、正しくかつ有益な情報を受け取り、本フェアが海外留学のモチベーションを高めることになることを願っております。

(留学生センター准教授・河合成雄)