神戸大学

「ひょうごサイエンスフォーラム2009」を開催しました

2009年10月28日

神戸大学発達科学部で10月24日、「ひょうごサイエンスフォーラム2009」(主催: ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット、神戸大学) が開催されました。

「ひょうごサイエンスフォーラム2009」を開催しました

このフォーラムは、独立行政法人科学技術振興機構の「地域ネットワーク支援」 による事業(企画名:「ひょうごサイエンス・クロスオーバーネットの構築を通じたサイエンスコミュニティの醸成」、提案・運営機関: 神戸大学)の一環で、地域の科学技術理解増進活動や科学コミュニケーションの活性化に向けて、自治体、科学館・博物館、大学、研究機関、企業、市民グループ等、多様な主体が交流・情報交換を行い、新たな連携につなげることを目的として実施されたものです。

第一部の講演・ショートプレゼンテーションでは、兵庫県、兵庫県立人と自然の博物館、甲南大学のほか、産業ロボットへの関心を喚起する取組を進める高丸工業株式会社、播磨地域でサイエンスカフェを開催するグループ「サイエンスカフェはりま」など11の機関等から、活動紹介や今後の課題などに関する発表がありました。ポスターセッションの後、引き続き第2部では、地域コミュニティにおける科学コミュニケーションの役割、今後の展望などを中心に総合討論が行われました。

特に第2部の総合討論では、一般参加者から「子どもの理科離れの流れを変えるには、親世代にサイエンスについて語る文化を広げていく必要がある」、「女性に科学技術の素晴らしさをもっと広める取り組みを行ってはどうか」など活発な意見が次々と出され、科学コミュニケーションに取り組む方々と市民との対話が実現しました。

当日は約70人の参加者を集め、時間を超過して活発な議論が行われました。このフォーラムを含めて、「ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット」の諸活動が今後も、地域社会で科学コミュニケーション、科学技術理解増進活動に関わる方々の交流の場となり、科学を通じた豊かなコミュニティづくりの一端を担えるよう努めていきたいと考えています。

(ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット事務局)