神戸大学

第4回ホームカミングデイが開催されました

2009年11月04日

卒業生のみなさんと大学の絆を、よりいっそう深める第4回神戸大学ホームカミングデイが10月31日、秋晴れの各キャンパスで催されました。神戸大学基金により修復された出光佐三記念六甲台講堂のお披露目を兼ね、記念式典が同講堂で開かれ、500余りの席が卒業生らでいっぱいになりました。

第4回ホームカミングデイ

今年も留学生ホームカミングデイと合同開催になり、本学で学んだ最初の留学生のプラパン・ヘータクンさんがタイから出席するなど、多数の卒業留学生が参加しました。また、農学部では創立60周年の記念行事が連動して催され、発祥の地である兵庫県篠山市からもゆかりの方々が加わりました。

六甲台講堂の記念式典は、NHKアナウンサーの住田功一さん (1983年卒) の司会で、午前10時半に始まりました。福田秀樹学長 (写真) は冒頭のあいさつで、修復にあたり企業や団体、多くの卒業生から多大な支援をいただいたことに、深く感謝しました。そのうえで「これを機に、国際的に新たな飛躍を図りたく、全力で取り組んでまいります」と決意を述べました。続いて、各同窓会の全学組織である学友会の高﨑正弘会長があいさつし、大学と同窓会が協力態勢をいっそう強めるよう呼びかけました。

この後、フューチャーアーキテクトの金丸恭文・代表取締役会長CEO (1978年卒) が「神戸から始まった挑戦」と題して講演。最後に、神戸大学軽音楽部がジャズ演奏で、式典を締めくくりました。

午後は六甲台本館前の大テントに会場を移し、ティーパーティーで歓談。さらに各学部に分かれ、講演会や演奏会を楽しみました。

ホームカミングデイの運営には、応援団やサークルなど多くの学生が協力。キャンパスツアーの案内人を務めたり、露店を出したりして盛り上げました。

第4回ホームカミングデイ

六甲台講堂の修復は、2006年末に始まった神戸大学基金の創設記念事業に位置づけられ、卒業生ら多くの方々から寄せられた募金が充てられました。とりわけ出光興産株式会社から、創業者の出光佐三氏が卒業された縁で大きな支援をいただき、「出光佐三記念六甲台講堂」の名称で新しい歴史を刻むことになりました。

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