神戸大学

工学研究科と附属学校との連携授業を開催しました

2009年11月11日

神戸大学は附属学校再編計画に基づき、2009年4月に附属学校を発達科学部附属から神戸大学附属に再編しました。そこで、大学の附属学校になった利点を生かした取組の一環として、大学と附属学校との連携授業を行うこととなりました。11月7日 (土) には、第1回連携授業が工学研究科の協力の下行われ、附属小学校・中学校及び中等教育学校の児童生徒や保護者が大学の授業を受けました。

工学研究科と附属学校との連携授業

当日は400名以上の児童生徒や保護者が参加し、和田進附属学校部長による開催の挨拶の後、工学研究科情報知能学専攻の賀谷信幸教授と陰山聡教授により授業が実施されました。賀谷教授の「宇宙から電気を送る」と題した授業では、教授自身が行った飛行機の落下による無重力実験やハワイでの大規模な電波実験のビデオが流され、参加者からは大きな歓声が起きました。

続いて行われた陰山教授の「スーパーコンピュータで方位磁石の謎に迫る」と題した授業では、方位磁石の性質と地球との関係が図を用いて詳しく説明され、子どもたちから多くの質問が出ました。授業終了後には、中学生及び中等教育学校生が実験室を訪問し、陰山教授の実験データによって作り出された地球の内部を3D画像で見る体験をしました。どちらの授業においても、授業を担当した大学の先生方が感心するくらい子どもたちが熱心にノートを取る姿が見られました。

神戸大学附属学校部では、今回の取組を踏まえ、これからもさまざまな学部・研究科との連携授業を展開していこうと考えております。

(附属学校部)