神戸大学

附属特別支援学校の給食に附属農場の米を取り入れました

2009年11月12日

附属特別支援学校の給食に付属農場の米を取り入れました

附属特別支援学校 (兵庫県明石市) が10月末から、農学研究科附属食資源教育センター (兵庫県加西市) 産の新米を、学校給食 (米飯給食) に取り入れています。事故米混入、産地偽装など食の安全が脅かされる中、子どもたちに「安全安心な学校給食」を提供するねらいです。学校給食の目標の一つである、地域の産物を取り入れる「地産地消」にもつながります。

附属農場は本校の子どもたちにとって、校外学習の「いもほり」でお世話になっている身近な存在です。そのお米を取り入れることで、「生産者の顔が見える」「生産者の声を届ける」といった食育としての効果も期待できます。

第1回目として、10月26日に「ゆめおとめ」を使用しました。全9クラスで子どもたちに、「お米の品種」「どんな人がこのお米を作ったか」「お米が出来るまで」など、写真を見せながら説明しました。

感想を聞くと、もともとご飯大好きっ子が多い学校ですが、「めっちゃ、おいしい!」「もっと食べたい」「おかわりしたで~」と、みんなが伝えにきます。ちょうど教育実習期間中だったため、「(実習の) 先生と同じ大学生の人がこのお米を作ったんだよ」と伝えると「すごい!」。

教職員は「お米が立って美味しい!」「甘みがあり美味しい」といった感想でした。味以外では、「毎日、このお米が出ることを願っています。いつもは残す子もペロリ!食缶が空っぽになりました」とありました。

今年度は、12月までの2ヶ月間の予定ですが、意見を聞きながら、来年度以降も続けていきます。

(附属特別支援学校)