パキスタン・イスラム共和国のヌール・ムハマド・ジャドマニ駐日大使 (写真上、右から3人目) とイクバル・タヒム在大阪領事館領事 (左から2人目) が11月20日、大学院農学研究科を訪問し中村千春副学長・国際交流担当理事 (右から2人目)、内田一徳研究科長 (左から3人目)、竹田真木生教授 (左端)、及びツファイル・ムハマド自然科学系先端融合研究環重点研究部助教 (右端) と懇談しました。
同大使は、農業国であるパキスタンにとって農業科学のみならず食の安全は国策としても大変重要なテーマであること、従来はフランスやドイツなど主にヨーロッパと学術交流が行われてきたが、今後は日本の大学とも交流が拡大されることを望んでいる、などと述べました。中村理事や内田農学研究科長は、農学研究科と学術交流協定の締結を予定しているファイサラバード農業大学との学術交流が情報交換のよい機会となり、日本とパキスタンの学術協力関係を深める第1歩となり得る、などと話し、両国の今後の学術交流において明るい展望を確認し合いました。
懇談後、一行は農学研究科の実験室に移動し、気温、湿度、光強度、二酸化炭素濃度を一定に保つ人工気象機内での栽培実験について説明を受け、LEDに照らされたレタス栽培の様子を熱心に見学しました。