神戸大学

「神戸大学Week 2009」を開催しました

2009年12月03日

「神戸大学Week 2009」が11月24日から26日までの3日間、改修で生まれ変わった神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で開催されました。「神戸大学ビジョン2015」のもと、国際的に卓越した高等教育機関を目指す神戸大学の取り組みの一環として、2003年の「EU Week」を皮切りにして、今年で7回目となりました。

神戸大学Week 2009

24日のオープニングセレモニーで福田秀樹学長 (写真) は「神戸大学Week2009を通じて、日本と外国、大学と企業、学生と教員の協働による、自由で真摯な議論が行われ、国際的に卓越した大学を目指す『神戸大学ビジョン2015』の『チェンジ・フェーズ』から『チャレンジ・フェーズ』への移行のスプリング・ボードになることを切に望んでいます」と挨拶しました。

続いて、大阪・神戸ドイツ総領事館のシュテファン・ビーダーマン副総領事が来賓として「日本の若者は海外旅行や留学への関心が低くなっている。ネットサーフィンを旅行の代用にするのではなく、実際に体験することによって得られるものを大切にしていただきたい。そして、海外での経験をもっと楽しんでほしい」などと挨拶。最後に、主催者を代表して中村千春国際担当理事・国際交流推進本部長が「このWEEKが教育におけるグローバル・エクセレンスを実現し、世界トップレベルの教育研究機関を目指す神戸大学にとって、意見交換を通じた学びの場、飛躍の契機になることを祈っている」と述べました。

神戸大学Week 2009

この日は続いて国際シンポジウムが開かれ、元本田技研工業 (株) 専務取締役の荻野道義氏が「企業が求める人材 (国際人) について」、ドイツ学術交流会事務総長のクリスティアン・ボーデ氏が「人材養成、組織戦略と高等教育政策の主軸としての国際化」、駐日欧州委員会代表部広報部次長のマリ=エレーヌ・ヴァレイユ氏は「エラスムス計画と留学戦略について」と題して講演。さらに、パナソニック (株) 本社グループ採用センターグローバル採用チームの柿花健太郎チームリーダー、 神戸大学大学教育推進機構の川嶋太津夫教授をパネリストに加え、教育における「グローバル・エクセレンス」の実現についてパネルディスカッションをしました。

この後、25日から26日にかけ、国際学生討論会や、多彩な学術分野における人材育成についての国際シンポジウムなど、多くのシンポジウムを開催しました。

Weekの開催にあたっては 大阪・神戸ドイツ総領事館、ドイツ学術交流会(DAAD)、欧州連合(EU)駐日欧州委員会代表部、EUインスティテュート関西(EUIJ関西)、神戸新聞社、読売新聞大阪本社などのご協力をいただきました。

(国際企画課)