神戸大学

食資源教育研究センターで小学生がキャベツの収穫を体験しました

2009年12月11日

キャベツの収穫

兵庫県加西市立九会小学校の3年生69人が12月8日、同市にある神戸大学大学院農学研究科附属食資源教育研究センターを訪問しました。加西市と大学が連携した地産地消・食育推進の取り組みの一環で、センターの橋爪技術主任、冨士松技術専門職員、不断技術職員、小間技術職員が指導し、キャベツの収穫を体験しました。柿の収穫体験は平成19年から毎年行ってきましたが、キャベツの収穫体験は初めてです。

キャベツは外側の葉が先に育ち、内側はその後に出葉すること、収穫したキャベツは姫路市中央卸売市場に出荷されることなどの説明を受けた後、子どもたちは突然のアオムシやナメクジの出現に驚きながらも、楽しそうに収穫しました。

キャベツの収穫

収穫後、キャベツを試食した小学生からは「しゃきしゃきしている」「甘い」などの感想が聞かれました。最後に「農薬散布を減らすために防虫ネットを設置している」など、センターにおける食の安全への取り組みの話にも熱心に聞き入っていました。

小学生たちが収穫したキャベツは、「YR泰山」という品種で、8月に神戸大学農学部の学生が定植したものです。12月11日には、加西市の小中学校の学校給食に食資源教育研究センターで収穫したキャベツ (YR 冬どり錦秋) が提供されました。

(農学研究科附属食資源教育研究センター)