神戸大学

卒業生のビジネスリーダーとの懇談会を開催しました

2009年12月15日

経済界の第一線で活躍する卒業生と学長・理事が集い、大学の現状や課題、将来像を話し合う神戸大学ビジネスリーダー懇談会が11月25日、東京・丸の内の神戸大学東京凌霜クラブで開かれました。

卒業生のビジネスリーダーとの懇談会を開催しました

福田秀樹学長が4月に就任したのを機に、卒業生との絆を強めるとともに、ビジネス体験に裏打ちされた貴重な提言をいただこうと、大学が初めて企画しました。上場企業の役員のうち、各社ホームページ等で卒業生と確認できた約520人を招待し、首都圏を中心に全国から46人が出席。卒業生の集いらしく、率直で温かい指摘や激励が続きました。

最初に福田学長が、平成16年度の国立大学法人化後の状況を報告 (写真上)。グローバル化や人口減少などで大学の経営環境が厳しさを増すなか、「世界最高水準の学術研究」「国際競争力のある高度な教育」「卓越した社会貢献」を目指し、総合大学の底力を生かす「神戸大学フラッグシッププロジェクト」などに取り組む決意を述べました。続いて、土井亨理事 (財務担当) が本学全体の財務状況を説明しました。

この後、自由に意見交換する懇親会 (写真下) に移りました。参加者からは「今まで情報が少なかった母校の現状がよく分かった」「参加者同士の横のつながりを持つことができた」と開催を喜ぶ声が聞かれました。一方で「地域性、国際性などで特色を持つべきだ」「世界の大学との競争の中で、もっと危機感をもち、ドラスティックに改革してほしい」「基礎分野の学力と語学力の強化を」「実学教育の強化を」など、多くの提言をいただきました。

附卒業生のビジネスリーダーとの懇談会を開催しました

これを受け、福田学長は「貴重なご意見は執行部が責任を持って具現化します」「卒業生の方々とのハードルを下げ、もっともっと大学に来てもらいやすくします」と約束。最後に、単位同窓会の連合体である神戸大学学友会の高﨑正弘会長が、しっかり意思決定できる組織を目指して会則を変更したことを説明したうえ「単位同窓会と同窓生との結びつきをさらに強めてほしい」と要望しました。

この懇談会は、今後も継続的に開催することにしています。

(社会連携課)