神戸大学

環境シンポジウム「大学は地球環境問題にどう取り組むべきか」を開催しました

2009年12月22日

環境シンポジウム

地球環境問題の解決に向け、大学は社会的責任があるとともに、大きな可能性をもっています。その期待にこたえるため、神戸大学は環境シンポジウム「大学は地球環境問題にどう取り組むべきか」を12月18日、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で開催しました。

シンポジウム第I部「環境研究の最先端」では、慶應義塾大学経済学部の細田衛士教授 (写真上) が「低環境負荷型の世界経済展望」、東京工業大学統合研究院ソリューション研究機構の柏木孝夫教授 (写真中) が「低炭素型エネルギーシステムとイノベーション」と題して講演。それぞれ社会科学、自然科学の分野で、環境研究の第一線の動向を紹介しました。

環境シンポジウム

第II部「地球環境問題への神戸大学の挑戦」ではまず、本学経営学研究科の國部克彦教授が「環境管理会計の国際標準化」、工学研究科の松山秀人教授が「環境負荷提言に貢献する膜工学」と題して講演。研究を通じた神戸大学の貢献の一端を報告しました。

続いて、人間発達環境学研究科の末本誠教授、法学研究科の島村健教授、大阪ガスの平野茂樹取締役常務執行役員が加わり、「大学の環境研究・教育とマネジメントの課題と展望」をテーマにパネルディスカッション (写真下)。それぞれの観点から、今後の展開などについて熱い思いを語り合いました。

会場には、神戸大学の環境団体である「ごみじゃぱん」と「環境サークルエコロ」の活動を紹介するポスターも展示されました。

環境シンポジウム

シンポジウムには300名を超える学生、教職員、一般の方が参加。環境問題への関心の高さが示されるとともに、神戸大学の地球環境問題に対する取り組みを学内外に広く知ってもらう機会になりました。

(環境シンポジウム開催実行委員会)