神戸大学

中村千春副学長が中国・復旦大学を訪問しシンポジウムに出席しました

2009年12月25日

中村千春理事・副学長が中国・復旦大学の招聘を受け、12月19、20日に上海で開かれた国際シンポジウム「緑色革命と世界秩序」に出席しました。シンポジウムの開会式で唯一の外国人主賓として挨拶をし(写真上)、第一セッションのトップバッターとして「Green and Clean Revolution through Collaboration of Agriculture and Engineering」という題で講演しました。また、復旦大学社会科学高等研究院設立一周年記念大会式でも、挨拶しました。

中村千春副学長が中国・復旦大学を訪問しシンポジウムに出席しました

復旦大学は中国屈指の名門校で、中国の社会科学研究をリードするという目標を打ち出し、一年前に社会科学高等研究院を設立しました。今回のシンポジウムは、同時期にコペンハーゲンで開催されたCOP15を背景に、環境悪化という全人類にとって最も緊急な課題を、自然科学系と人文社会科学系の壁を乗り越えて全学界の力を結集させて解決方法を探るという趣旨で、同大が主催しました。人文社会科学、環境保護学、生物遺伝学、物理学、数学、医学などの分野から総勢80名以上の学者が出席し、多数の著名な中国人学者のほか、国連大学副学長を始め、日本、アメリカ、ドイツ、ベルギー、インド、ニュージーランドなどの国々からも複数の学者が出席しました。

中村千春副学長が中国・復旦大学を訪問しシンポジウムに出席しました

復旦大学と神戸大学は、2008年に学術交流協定を結んでいます。シンポジウム後、中村千春理事・副学長は復旦大学の許征副学長 (写真下、左から2人目。国際交流と産学連携を担当) と会談し、両大学間の教育研究の交流などについて意見交換をしました。会談には、復旦大学日本研究所の郭定平所長 (同左端) と、国際シンポジウムや設立一周年記念大会に出席した神戸大学国際文化学研究科の王柯教授 (同右端) も同席しました。