神戸大学

平成21年度地域連携活動発表会を開催しました

2010年01月21日

神戸大学地域連携推進室は1月18日、瀧川記念学術交流会館大会議室で、平成21年度地域連携活動発表会を開催しました。この発表会は、本学の地域連携事業の活動状況を報告するとともに、様々な関係者からご意見をいただき、翌年度の活動に活かすことを目的に、平成17年度から毎年開催しています。

第一部では地域連携活動発表として、神戸大学東京オフィスの協力を得て地域連携推進室が東京で開催した「青野原俘虜収容所展 in Tokyo 2009」について、人文学研究科の大津留厚教授と神戸大学東京オフィスの植村達男コーディネーターが報告しました。特に、植村氏は広報活動の重要性について強調されました。

平成21年度地域連携活動発表会

続いて、人間発達環境学研究科の事業から、サイエンスショップなどの活動を通じた地域社会における市民科学活動への支援事業について、伊藤真之教授が報告しました。さらに、地域連携推進室の学内公募事業「地域連携事業」3件と、昨年度から実施している学生の地域貢献活動を対象にした公募事業「学生地域アクションプラン」2件について、それぞれの代表者が報告しました。特に「地域連携事業」では教員だけでなく、附属図書館職員による取り組み報告もあり、新たな地域連携の広がりを示すものとなりました。

第二部では、「神戸大学の地域連携事業の広がり」をテーマにパネルディスカッションを行い、人文学研究科、国際文化学研究科、農学研究科及び経済経営研究所の地域連携に携わるパネリストたちが、地域連携事業を進めていく上での課題やポイントについて意見を述べました。参加者の地域NPO、近隣自治体、学内ボランティア関係者などとも問題点を共有しながら活発な意見交換が行われました。

この発表会の様子は3月に「地域連携活動発表会報告書」として発刊する予定です。

(研究推進課)