神戸大学

留学生センターコロッキアム (研究討論会) を開催しました

2010年03月08日

神戸大学留学生センターは2月19日、「国際化へのストラテジー: グローバル化する高等教育への対応」と題した第23回神戸大学留学生センターコロッキアム (研究討論会) を開催しました。今回のコロッキアムは、神戸大学において、留学生教育や国際交流業務に携わる教職員のFD・SDの一環として企画したもので、留学生センター教員のほか、神戸大学において当該業務に携わる教職員が多方面から参加しました。

講演者として、高等教育の国際化政策、留学政策に造詣の深い一橋大学国際教育センターの太田浩教授を招き、「国際教育交流推進のための実践的取り組み (事例と課題)」と題した特別講演を行いました。太田教授は講演の中で、グローバル化が急速に加速する世界の高等教育事情、躍進が目覚ましいアジア諸国の国際化の潮流、そして日本の留学生受け入れ30万人計画など、高等教育を巡る国内外の情勢を踏まえたうえで、一橋大学の国際教育交流推進策として、外国人留学生募集の取り組みと課題、短期プログラム (受入れ) の開発、国際関係の組織体制、国際教育交流推進における課題など、具体的かつ実用的な内容を取り上げ、神戸大学の国際教育交流の推進に役立つ、有益な情報を提供しました。

留学生センターコロッキアム

太田教授の特別講演を受けて、留学生センター副センター長の實平雅夫准教授が司会を務め、引き続き討論会を開催しました。参加者からは、一橋大学における短期留学プログラムのカリキュラム開発や一橋大学の組織改編など大局的な事柄から、留学生入試の出願手続きにおけるオンライン決済の導入に関することなど事務的なことまで、多岐にわたる質問が出され、活発な議論が交わされました。

留学生センターでは、今回のコロッキアムで学んだことを、日々の業務の中で、いかに役立て、それを神戸大学の国際教育交流の推進に繋いでいくか、今後、勉強会等を開催し、検討していく予定です。

(留学生センター)